タブチ(TBC)SP1100S【カプラーセット交換】 洗濯水栓(埋込式)フラットシリーズ<接続部分から水漏れ> 修理方法
タブチ(TBC)SP1100S【カプラーセット交換】 洗濯水栓(埋込式)フラットシリーズ<接続部分から水漏れ> 修理方法
タブチ(TBC) 洗濯機用水栓コンセント(埋込式) SP1100S
フラットシリーズ
類似品番も対象:SP1100SA、SC1100S
<仕様比較表>
品番 | 相違点 |
---|---|
SP1100S | 緊急ストッパー付 |
SP1100SA | 緊急ストッパー・ウォーターハンマー緩衝付 |
SC1100S | 緊急ストッパー付・寒冷地仕様 |
緊急ストッパー機能 = 給水ホースが万が一外れても、水栓の水が自動で止まる。
ウォーターハンマー緩衝機能 = 全自動洗濯機の電磁弁による水道の閉止時に起こる、”ゴンゴン”という不愉快な音を緩和します。
寒冷地仕様 = 凍結の防止の水抜き作業の為に、内部の水が抜ける様に逆止弁が付いていない。
症状:洗濯の給水ホースとの接続部分から水が漏れる。
原因は2通り 1.給水ホースの劣化 2.水栓本体の接続部の腐食・変形
1.給水ホースの劣化
洗濯機用給水ホースのカプラー接続部(受)の内部の劣化により、水漏れが起こる事があります。
カクダイ 洗濯機用給水ホース 0.8m 436-62×0800
2. 水栓本体のカプラー接続部の腐食・変形
水栓本体のカプラー接続部(受)の腐食や変形により、水漏れが起こります。
給水ホースとの接地面に隙間が生じてしまう事が原因になります。
修理をする為には、カプラーセットの交換が必要です。
修理部品:タブチ カプラーセット ※本体の品番によって3種類
SP1100S の場合
タブチ カプラーセットS SP1100S-K1-D ※緊急ストッパー機能付
SP1100SA の場合
タブチ カプラーセットSA SP1100SA-K2-D ※緊急ストッパー機能、ウォーターハンマー緩衝機能付)
SC1100S の場合
タブチ カプラーセットS 逆止弁無 SC1100S-K1-D
カプラーセットの交換方法
必要工具
・モンキーレンチ(薄型)
・ウォーターポンププライヤー
・プラスドライバー
・先端の細い工具(カッターナイフ、千枚通し、精密ドライバー、等)
交換手順 ※交換部品確認手順は、STEP⓵〜④を行ってください。
ハンドルを回して水を止めます。
洗濯機の給水ホースを抜き取ります。
取り外し時に、給水ホース内から残り水が出ます。タオルなどを準備しましょう。
ハンドルの中心にある丸いキャップに、切れ目からカッターナイフや先端の細い工具を入れ込み取り外します。
内部に見える止めネジをドライバーで取り外します。
キャップ・止めネジなど細かな部品は紛失しないように注意してください。
ハンドルを抜き取ります。
ハンドルを取り外した箇所に、ギザギザの固定ナットがあります。
プライヤーでナットを左回りに回して取り外します。
カバープレートを取り外します。
カプラーセットの形状の確認はここで行えます。
カプラーセットのニップル部分(銅色)を工具を使って回し、取り外します。(固いです。)
カプラーセットを新しいものと交換し、取付けます。
最後は、工具で締め込みましょう。
ここで接続部の水漏れの確認の為に、ハンドルを一度開けて水を出してみます。
(ストッパーが付いている為、吐水口から水が出る事はありません。)
カバープレート、固定ナット、ハンドルを取り外し時と逆の手順で取付け直します。
ハンドルが閉まっている事を確認し、給水ホースを接続します。
接続部から水漏れが無ければ完成です。
これでも水漏れが起こる場合は、給水ホース側に原因があると考えられます。
作業難易度(5段階)
作業難易度は「1.5」です。
カプラーセットの取り外し時、狭い箇所になるので工具が入りにくく、苦労するかもしれません。
作業時は必ずハンドルを閉め、水が出ない状態で分解を行いましょう。※給水ホースの接続時も同様です。
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