TOTO TL381AG1X(TL381AG1RX) 洗面台 シャワー付シングルレバー水栓 <水が止まらない> 修理部品供給終了品 水栓本体交換例 ※多少、強引です。
TOTO TL381AG1X(TL381AG1RX) 洗面台 シャワー付シングルレバー水栓 <水が止まらない> 修理部品供給終了品 水栓本体交換例 ※多少、強引です。
TOTO 洗面シャワー付シングルレバー水栓 TL381AG1X(1994-1996年)
TL381AG1RX(1996-1999年)※外観は、ほぼ同じ
類似品 TL381AGRX
TOTO 洗面シャワー付シングルレバー水栓 TL381AGX(1991-1996年)
TL381AGRX(1996-1999年)
<相違点> 吐水パイプがグースネック形状
症状:レバーハンドルを上げても水が止まらない。レバーハンドルの動きが固い。
レバーハンドルの動きが固く、止水方向(上)に操作しても水が止まらない状態です。
原因:水栓内部のバルブカートリッジの消耗
レバーの動きが固く、止水方向に操作をしても、水が止まらない原因は、水栓内部のバルブカートリッジの消耗によるものとなります。
修理部品の供給が終了している為、修理不可能
こちらの水栓本体は、製品のの廃盤から20年以上経過している為、メーカーでの部品供給がすでに終了しています。
よって、通常は水栓本体の交換という流れになるのですが、同じ様な形状の水栓(代替水栓)が現在はありません。
製造メーカーのTOTOは、洗面化粧台本体の取替えを推奨しています。
現在の水栓取付穴に適合した水栓金具を他メーカーから探す
代替水栓が無いため、洗面台の水栓取付穴に適合した水栓金具を他社の製品から、見つけました。
※こちらは、メーカーが推奨している方法では、ございません。
同じ様に取替工事を行う場合は、自己責任でお願いします。
既存の水栓(TL381AG1X)の取付条件 より
・取付穴径 Φ36mm
・天板の厚み 35mmまで
また、吐水位置も重要となりますので、確認します。
・天板からの高さ、
・水栓本体からの寸法
同じでなくても構いません。使用するのに不便が無いかが重要です。
今回、取替に使用した水栓 KVK KM8001TF
KVK 洗面シングルシャワー付水栓 KM8001TF
<注意点>
・元の水栓(TL381AGRX)には、排水ゴム栓の鎖を取付ける箇所(ヒートン)がありましたが、こちらの水栓には有りません。
・吐水パイプは固定で、左右に首振りは出来ません。
水栓取替え手順
必要工具
・モンキーレンチ 2本
・ウォーターポンププライヤー
・立型水栓用 締付工具 ナット対辺38mm用
・陶器用ヤスリ
既存の水栓の取り外し
止水栓を閉め、水・湯を止めます。
確実に止まっている事を確認しましょう。
止水栓に繋がる、水栓の給水管を取外します。
給水ソケットは、モンキーレンチを使い、上→下の順番にナットをゆるめて取り外します。
給水管に残ったフクロナットなどは、全て抜き取ります。
続いて、水栓本体を陶器に固定しているナットを、下側から緩めます。
狭い箇所なので、これには専用工具が必要です。(ナット対辺37mm)
ナットとワッシャーを抜き取ります。
水栓本体を天板上から抜き取りましょう。
新しい水栓(KVK KM8001TF)の取付
陶器の取付穴まわりを綺麗に掃除します。
水栓本体から、パッキン・ワッシャー・固定ナットを一旦取外し、取付穴に通します。
取付穴に対して、若干引っ掛かる感じのサイズ感です。陶器の取付穴はどうしても誤差が発生する為、入らない場合は、陶器用ヤスリで、穴を削って広げます。
裏側から、固定ナットで固定します。
締付には専用工具が必要です。(ナット対辺38mm)
水栓の給水ホースと止水栓を接続します。
現場状況によっても変わりますが、おそらく、止水栓の接続位置・角度に対して、給水ホースが長すぎるという事が起こります。
この場合の解決方法は2通りです。
①止水栓の角度を変えて接続する。
この方法は、場合によっては、壁内から止水栓へ繋がる給水管が破損する危険性があります。
特に、井戸水などを使用している家庭の場合、配管の劣化が早い為、高い確率で折れます。
作業をする場合は、必ず、水道メーターなどの大元のバルブを閉めて行ってください。
また、逆回し(反時計回り)は緩み方向なので、水漏れが発生します。
止水栓を締め込み方向(時計回り)に回し、角度を変える事で、給水ホースが上手く接続出来るように調整します。
※ねじ込みしろが無い場合は、回らない事があります。
②フレキ管を使用し、止水栓と給水ホースをつなぐ。
▼ クリックで開きます。
止水栓と、給水ホースの先端を、フレキ管を使用して接続します。
方法①より安全ですが、施工後の見た目はあまり良くありません。
長さは現場状況によって異なります。
逆止弁ソケットと、フレキ管の接続に必要です。
シャワーホースを水栓本体下に接続します。
止水栓を開けて通水し、配管廻りに水漏れが無いか確認をします。
また、水栓が正常に使えるかもチェックします。
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