KVK KF304NSL4(タカラスタンダード洗面台)シングルレバー式洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ> シャワーホース交換方法
KVK KF304NSL4(タカラスタンダード洗面台)シングルレバー式洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ> シャワーホース交換方法
KVK シングルレバー式洗髪シャワー水栓 KF304NSL4(1989-1997年)
※洗面化粧台 タカラスタンダード社製
症状:水を出すと、シャワーホースから水漏れがする。
蛇口から水を出していると、シャワーホースから水が滲むように水漏れがしてきます。
洗面台収納内にある水受けの容器に、すぐに水が溜まって溢れてしまう状況です。
原因:シャワーホース内部の劣化が原因
シャワーホースの構造は、金属のジャバラホースの内部に、ゴム製のホースが通っています。
内部のゴム製のホースが、経年劣化により硬化し、亀裂が入って水漏れが起こるのが原因です。
このような、引き出し式シャワーホース(ハンドシャワー)の水栓は、経年劣化により、シャワーホースから水漏れが起こる事がひとつの特徴でもあります。
しかも、通常見える箇所ではない為、水漏れが少量の内は気が付きません。
気づいた頃には、洗面台の収納内が水浸し、洗面台まわりの床が水浸しという事がほとんどです。
取替用部品:シャワーホース(※2種類有り) 、カプラー
取替用のシャワーホースは2種類有ります。
現在と同じ仕様のシャワーホースを準備しないと、取付ができません。
確認箇所・方法
シャワーヘッドを取外し、シャワーホースナット部分が、「2ピース仕様」か「一体型仕様」かを確認します。
- ①シャワーホースの取り外し
-
スタンドにセットした状態で、シャワーヘッドを反時計回りにクルクルと回して、取り外します。
- ②シャワーホースナット部分の形状を確認。
-
シャワーホースナット部が、カバーとインナーに分かれるのが「2ピース仕様」
分かれていないのが「一体型仕様」
2ピース仕様の場合
KVK シャワーホース(2ピース型)L=1200 Z46736
一体型仕様の場合
KVK シャワーホース(一体型)L=1200 Z49855
シャワーホースと一緒に交換をおすすめ
KVK カプラー Z351N2
シャワーホース交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・ウォーターポンププライヤー
取替え手順
水栓本体下のシャワーホースの接続部を取り外します。
カプラージョイントを、赤い部分を下にスライドした状態で、真下に引き抜きます。
取外し時に、残り水が出てきますので、タオルなどを準備しておきましょう。
ネジ接合になっている為、シャワーホースをプライヤーで固定し、カプラージョイントをクルクルと回すと取外しが出来ます。(こちらもシャワーホース内部から残り水が出てきます。)
そのまま引っ張ってもシャワーホースの先端が引っ掛かり、抜き取れません。
シャワースタンドの口に、ストッパーが付いているので、取り外します。
ストッパーの凹み部分に、マイナスドライバーなどをかけ、反時計回りに回転させます。
中からストッパーが出てきますので、抜き取り、シャワーホースを引き出します。
新しいシャワーホースの先端をスタンドの穴に通します。
取外し時と、逆の手順でストッパーを取付けます。
シャワーホースを普通に送り込んでも、スタンドの途中で先端が引っ掛かり、止まってしまいます。
一旦、シャワースタンドを分解し、通し易い状態にします。
シャワースタンドをリフトアップし、シルバー部分をクルクルと回して、ネジを緩めます。
この状態で、シャワーホースを通します。
シャワースタンドを戻します。
シャワーホースに、カプラージョイントを取付けます。
※古いカプラーを再利用すると、水漏れが発生する可能性があります。
カプラーが「カチッ」と音(感覚)がするまで差し込みます。
シャワホースナットにカバーを取付けます。
シャワーヘッドを、ねじ込みながら接続します。
水を出して、水漏れが無い事を確認しましょう。
また、シャワーホースがスムーズに出し入れできるかも確認します。
シャワーホースが出てこない・戻らない場合は、洗面台の収納内でホースが、他の部分に干渉している可能性があります。
完成
その他、修理部品: バルブカートリッジ
レバーを上げても水が止まらない場合は、水栓内部のバルブカートリッジの交換が必要です。
KVK カートリッジ(上吐水) PZKM110C
シングルレバーが下吐水式から上吐水式へ変更になります。
バルブカートリッジの交換方法は、リンク先をご参照ください。
取替用水栓(後継品): KVK KM8007
KVK 台付シングルレバー洗髪シャワー水栓 KM8007
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