TOTO TL384UF V15【水栓本体交換方法、カートリッジ・シャワーホース品番】洗面シングルレバー式シャワー水栓<水が止まらない。シャワーホースから水漏れ> 修理方法

TOTO TL384UF V15【水栓本体交換方法、カートリッジ・シャワーホース品番】洗面シングルレバー式シャワー水栓<水が止まらない。シャワーホースから水漏れ> 修理方法
TOTO 洗面シングルレバー式シャワー水栓 TL384UF V15(~2008年)



類似品番も対象:TL384UF V15、TL384UF V15PW、TL384UF V15R、TL384UF V15S、TL384UF V14PW、TL384UF V14R、TL384UF V14S
| 品番 | 生産期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| TL384UF V15PW | 2000~2003年 | 傾斜 15° |
| TL384UF V15 | ~2008年 | |
| TL384UF V15R | ~2010年 | |
| TL384UF V15S | ~2014年 | |
| TL384UF V14PW | 2000~2008年 | 傾斜 無し |
| TL384UF V14R | ~2008年 | |
| TL384UF V14S | ~2013年 |
症状①:レバーを下げても水が止まらない。
・レバーハンドルを下げても水が止まらずにポタポタと漏れ続けてしまう。
・レバーの動きが重く、操作がしづらい。
・レバーを操作しても水が全く止まらない。
原因:バルブカートリッジの消耗・破損
シングルレバー式水栓の、このような症状が起こる原因は、水栓内部の「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品の消耗、または破損によるものです。

修理をする為には、メーカー純正部品のバルブカートリッジの交換が必要です。
修理部品:バルブカートリッジ(シングルバルブ部) ※分解図より
TOTO シングルバルブ部(カートリッジ) THY582N


症状②:シャワーホースからの水漏れ
水を出していると、洗面台収納内の奥に見えるシャワーホースから水がボタボタと漏れ出してしまう状況です。

原因:シャワーホースの経年劣化
このような引き出し式のシャワーホースは、経年劣化によって水漏れが起こります。
これは、ステンレスのジャバラホースの内部に、実際に水が通るゴムホースが入っており、経年劣化によって硬化し亀裂が入ることで水漏れが発生します。

修理をする為には、メーカー純正部品のシャワーホースの交換が必要です。
修理部品:TOTO ホースユニット ※分解図より
TOTO ホースユニット(シャワーホース) TH5C0429
補足:シャワーヘッドの交換部品
TOTO 吐水口ユニット TH5C0392♯NW1
水栓本体を交換したい場合(後継品・代替品)
他社の製品を代替品として取り換えた 施工例

TOTO TL384UF V15 の取付穴径は、Φ35㎜ 、Φ45㎜ で、天板は15°の傾斜がついています。
使用した水栓金具、部材
15°傾斜の水栓が無いため、11°のものを使用。(TL384UF V15型)
KVK 洗面シングルレバー式シャワー水栓(11°傾斜) KM8039N


傾斜無しの水栓(TL384UF V14型)の場合
取付穴径 Φ42㎜~45㎜ を Φ36㎜に変換
KVK カウンター穴径変換アダプター Z36-42-45

<参考画像>
TOTO TL384UF V15 の取り外し




固定ナットのサイズは、37mmと47mmになります。



シングルレバー側本体の穴径をアダプターを使い、Φ45㎜から36㎜へ変換

シャワーユニット側はΦ36ですが、接地面に突起がある為、取付穴に加工をしました。


天板(人工大理石製)を削り、取付穴を加工


シャワーユニットを取付

シングルレバー側本体を取付


給水・給湯フレキホースは長さが足りない為、フレキ管+平行ニップルで延長


取付完了
傾斜15°に対して、傾斜11°の水栓を付けたので、吐水角度が若干奥に向きます。


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