KVK KF5000T（R2・MB)【ｶｰﾄﾘｯｼﾞ交換、切替弁ﾕﾆｯﾄ交換方法】 浴室ｼﾝｸﾞﾙﾚﾊﾞｰ式ｼｬﾜｰ水栓 （水が止まらない。切替えが出来ない。） 修理方法
KVK KF5000T（R2・MB)【ｶｰﾄﾘｯｼﾞ交換、切替弁ﾕﾆｯﾄ交換方法】 浴室ｼﾝｸﾞﾙﾚﾊﾞｰ式ｼｬﾜｰ水栓 （水が止まらない。切替えが出来ない。） 修理方法
KVK 浴室ｼﾝｸﾞﾙﾚﾊﾞｰ式ｼｬﾜｰ水栓 KF5000T（2012年～ ）
類似品番も対象：KF5000TR2、KF5000TMB
＜品番比較表＞
| 品番 | 生産期間 | 吐水パイプ長さ | シャワーヘッド・ホース |
|---|---|---|---|
| KF5000T | 2012年～ | 170ｍｍ | グレー |
| KF5000TR2 | 240ｍｍ | ||
| KF5000TMB | 170ｍｍ | メッキ |
症状① レバーを下げても水が止まらない。レバーの下あたりから水漏れ。
・レバーハンドルを下げても、水が止まらずに出てしまう。
・レバーの下あたりから、水が漏れてくる。
・レバーの動きが悪く、操作がしづらい。
原因：本体内部のバルブカートリッジの消耗・破損
このような症状の原因となるのは、水栓本体内部に使用されている「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品の消耗、または破損によるものです。
修理をする為には、メーカー純正のバルブカートリッジの交換が必要となります。
修理部品： KVK ｶｰﾄﾘｯｼﾞ PZ110YB ※分解図より
KVK ｶｰﾄﾘｯｼﾞ PZ110YB
症状② シャワーとカランの切替えが出来ない。両方から水が出る。
・本体正面の切替ハンドルを操作しても、シャワーとカランの切替えが出来ない。
・切替ハンドルを操作しても、シャワーとカランの両方から水がでてしまう。
原因：本体内部の切替弁ユニットの消耗、切替ハンドルの破損
切替ハンドルを回しても、シャワー・カランの切替が出来ない原因は、大きく２つあります。
・本体内部の切替弁ユニットの消耗
内部の切替弁ユニットが消耗することによって、シャワーまたはカランへの振り分けが出来ず、両方から水が出てしまうことになります。
・切替ハンドルの破損
切替ハンドルの内側が破損（または摩耗）することで、ハンドルが空回りしている状態になり、内部の切替弁ユニットの軸が回らずに切替えが出来なくなります。
修理をする為には、切替弁ユニット または、 切替ハンドルの交換が必要です。
修理部品：KVK 切替弁ﾕﾆｯﾄ 、切替ﾊﾝﾄﾞﾙ ※分解図より
KVK 切替弁ﾕﾆｯﾄ ZKF58G
KVK 切替ﾊﾝﾄﾞﾙ ZK1F5000G
ﾊﾞﾙﾌﾞｶｰﾄﾘｯｼﾞ交換方法
必要工具
・カッターナイフ
・マイナスドライバー
・六角棒レンチ（2.5ｍｍ）
・モーターレンチ
バルブカートリッジ交換手順
取付脚の止水栓を閉め、水・湯を止めます。
確実に水・湯が止まった事を確認してください。
レバーハンドル正面の丸いキャップをカッターナイフなどを使い、取り外します。
内部の止めネジ（六角2.5ｍｍ）を六角棒レンチを使い、取り外します。
レバーハンドルを抜き取ります。
カートリッジの固定ナットをモーターレンチを使って、反時計回りに回して取り外します。
固定ナットを取り付け直します。
カートリッジが奥まではまっていないと、固定ナットがスムーズに締まりません。無理に締めこむとカートリッジが破損する可能性があります。
レバーハンドルを取付、止めネジ（新しいカートリッジに付属）で固定します。
止水栓を開け、正常に作動するか確認してください。
切替弁ユニット・切替レバー交換方法
必要工具
・カッターナイフ
・プラスドライバー
・モンキーレンチ
切替弁ユニット（切替ハンドル）交換手順
切替ハンドル正面のカバーをカッターナイフを使い取り外す。
止めネジをプラスドライバーで取り外す。
切替ハンドルを抜き取ります。
切替弁ユニットに、モンキーレンチをかけ、半時計回しに回して取り外します。（固いです）
切替ハンドルを取り付けます。
止めネジで固定する前に、ハンドルのシャワー・カランの表示と合うように、切替ハンドルの取付向きを調整しましょう。
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