INAX DT-2820【ボールタップ・フロートゴム玉交換】 アメージュM 手洗付ロータンク 水が止まらない場合の修理方法 ※DT-2520(手洗い無)も対象
INAX DT-2820【ボールタップ・フロートゴム玉交換】 アメージュM 手洗付ロータンク 水が止まらない場合の修理方法 ※DT-2520(手洗い無)も対象
INAX アメージュM 手洗い付ロータンク DT-2820(1998-2000年)
GDT-2820、GDT-2520も対象
GDT-2820 防汚コーティング品
DT-2520 手洗い無し
症状:タンク内の水が止まらない。便器内にチョロチョロ水が流れ続けている。
・タンク内の水が止まらずに出続けている。
・便器内にチョロチョロと水が流れ続けている。
上記の症状は、連動して起こっています。
タンク内の水が止まらずに水位が上がり、タンクからの溢れ防止のオーバーフロー管を通り、便器内へ流れ込んでいるとい状態です。
原因:ロータンク内部部品(ボールタップ、フロートゴム玉)の消耗
水が止まらなくなる原因は、ロータンク内部の部品の消耗によるものがほとんどです。
例外:オーバーフロー管が折れてしまっている事も。
珍しくないケースですが、オーバーフロー管が根本から折れる。または、亀裂が入っている状態の場合、そこからタンク内の水が抜けて行ってしまう事も有ります。
取替え用部品: ボールタップ、フロートゴム玉(メーカー純正品)
LIXIL = 旧 INAX
LIXIL マルチボールタップ TF-20B
LIXIL フロートゴム玉(大) TF-10R-L
取替え方法(ボールタップ・フロートゴム玉)
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・ゴム手袋
・ハサミ、または カッターナイフ
止水栓をマイナスドライバーで締めて、水を止めます。
その後、タンクの水を流し、タンク内を空の状態にします。
給水管からつながるフクロナットを工具を使用して緩めます。
続いて、一つ内側のボールタップの固定ナット(金属)を取り外します。
給水フクロナット・固定ナットを取り外せば、ボールタップをタンク内側から抜き取る事が出来ます。
まず、鎖を洗浄レバーから取外します。
続いて、オーバーフロー管の上部に付いているストッパーを横に抜き取ります。
ストッパーを取り外せば、フロートゴム玉は真上に抜き取る事が出来ます。
取り外したフロートゴム玉の白いカップ部分は再利用する為、止めリングを抜き、ゴム玉部分のみ交換します。
ゴム玉部分を交換したら、タンク内へ戻します。
取外しと逆の手順で取付けましょう。
新しいボールタップの取付部分を一度分解し、ロータンクの取付穴に通し、固定します。
給水管との接続部分には、ストレーナーパッキン(付属品)を入れます。
フクロナットを工具を使い、適度に締め込みます。
ボールタップは真上から見て、垂直に取付けられているか確認しましょう。
斜めになっていると、タンクの側面や、他の部品に干渉し、正常に作動しない原因となります。
補給水管(黒いゴムホース)は長いので、ハサミなどでカットしましょう。
手洗い無し(DT-2520)の場合 ▼(クリックで開きます)
手洗いジャバラホースを取外し、キャップをします。
止水栓を開けて、タンクに給水をしますが、手洗い用ジャバラホースから水が出るので、しっかりと手で持ち、先端をタンク内へ向けておきましょう。
タンクに水が溜まり、給水が止まったら、水位の調整を行います。
オーバーフロー管の「W.L」のラインを基準に調節します。
W.L = ウォーターライン
水位調整は、ボールタップの浮きの上部に調整ネジがありますので、マイナスドライバーを使用し、調節します。
手洗い用ジャバラホースをタンクの蓋の手洗い管に接続し、タンクの蓋を取付けます。
修理完了です。
給水管の接続部分に水漏れが無いか確認しましょう。
その他、修理部品:洗浄ハンドル、フロート弁
洗浄ハンドルが破損してしまった場合
LIXIL マルチ洗浄ハンドル TF-10A
フロート弁(オーバーフロー管)が破損してしまった場合
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