INAX (G)AWL-76AP 埋込式手洗器水栓(プッシュ式)LF-76P 修理方法(水栓本体交換手順)
INAX (G)AWL-76AP 埋込式手洗器水栓(プッシュ式)LF-76P 修理方法(水栓本体交換手順)
INAX 埋込式手洗器 (G)AWL-76AP (1986-2006年)
プッシュ式セルフストップ水栓部 LF-76P(1986年~ )
症状:プッシュ式セルフストップ水栓の水が止まらない。すぐに止まってしまう。
プッシュ式セルフストップ水栓(LF-76P)が、水を出した後に、いつまでも止まらない状態になってしまいます。
また逆の症状として、ボタンを押してもすぐに水が止まってしまうという事もあります。
こちらは通常、ボタン部分を押すと、一定時間水が出て、自動で止まる。のが正常な状態になります。
原因:水栓内部の部品の消耗
この様な症状の場合、原因としては、水栓内部にある、自閉弁と呼ばれる部品の消耗になります。
LF-76Pの修理部品は、殆どの部分が廃盤になっている。水栓本体は、生産継続。
LF-76Pは、修理部品の主要部分は、ほとんどが廃盤となっている為、部品の交換による修理は不可能になります。
しかし、水栓本体としては、生産はされている為、水栓本体の交換は可能です。
よって、水栓を分解して修理をするのではなく、手洗器に付いている水栓本体を交換する事で解決する事が出来ます。
取替用水栓(同製品) LIXIL LF-76P
LIXIL(INAX) プッシュ式水栓分 LF-76P
水栓本体(LF-76P)取替え方法
必要工具
・モンキーレンチ 2本 ※1本は開口幅 38㎜以上
・マイナスドライバー(精密)
水栓本体交換(取外し・取付)手順
止水栓を閉め、水を止めます。
水が止まった事をしっかりと確認しましょう。
給水管(現場状況によって、形状は異なります。)を工具を使用して、取り外します。
逆止弁ソケットは、再利用する為、取外し後は一時保管します。
吐水口へ繋がる連結管の接続部を工具を使用して取り外します。
残り水が出てくるので、タオルや水受けの容器を用意しましょう。
プッシュ式ハンドルの側面に、止めネジの頭が見えます。先端が細いマイナスドライバーで回して、ネジを抜き取ります。
続いて、台座カバーの側面にも同様に止めネジがある為、緩めて取り外します。
台座カバー、他を抜き取ります。
水栓本体の根本部分に固定ナットがあります。
開口幅の広い工具(38mm以上)を使い、固定ナットを緩めて取り外します。
本体部は、下に抜け落ちます。重みで落下しないように、陶器下の本体部を手で持ちながら作業をしましょう。
新しい水栓本体部を取付け直します。
付属品の中には、手洗い器を壁から取り外さないと、取替えが出来ない部分もあります。その部分は使用しません。
ハンドル、台座カバー、固定ナットなどは、一旦取り外します。
取外し時と逆の手順で、水栓本体部を陶器に固定します。
連結管接続部は、付属のパッキンに交換し、接続します。
本体部に、付属(別梱包)の座金を必ず取付けてください。
座金を差し込まないと、プッシュ式ハンドルを押しても、水は出ません。
台座カバーの取付。(ネジで固定する。)
ハンドル部の取付。(ネジで固定する。)
水栓本体部下に、逆止弁ソケットを再度取付け、止水栓と給水管で接続し直します。
止水栓を開けて、動作確認をします。
給水管、連結管などの接続部に水漏れが無いか確認しましょう。
完成
取替用水栓(同製品) LIXIL LF-76P
LIXIL(INAX) プッシュ式水栓分 LF-76P
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