INAX(現LIXIL) DT-3850(3840)【水漏れ修理方法(給水ホース・ボールタップ交換手順)】トイレ手洗い付ロータンク
こちらのページでは、INAX DT-3850(3840、3550、3540) トイレタンクの水漏れ修理方法(給水ホース、ボールタップの部品品番、交換手順)を解説しています。
また、他の修理部品(フロートゴム玉、マルチ洗浄ハンドル)の情報も有り。
INAX(現LIXIL) DT-3850(3840)【水漏れ修理方法(給水ホース・ボールタップ交換手順)】トイレ手洗い付ロータンク
INAX(現LIXIL) 手洗い付ロータンク DT-3850(2001-2012年)
※便器部 BC-270S
・洗浄水量 大10ℓ/小8ℓ ・洗浄方式 サイホン式
類似品・仕様違い品:DT-3840、DT-3540、DT-3550 も対象
GDT-〇〇〇〇
↑ 頭に「G」が付く品番は、プロガード(防汚コーティング)仕様になります。※タンク内部は同じです。
品番 | 便器サイズ | 洗浄水量 | 洗浄方式 | 手洗い | 販売時期 |
DT-3850 | 大型 | 大10L/小8L | サイホン式 | 有り | 2001~2002年 |
DT-3550 | 大型 | 大10L/小8L | サイホン式 | 無し | 2001~2002年 |
DT-3840 | 標準 | 大8L/小6L | ネオボルテックス式 | 有り | 2002~2012年 |
DT-3540 | 標準 | 大8L/小6L | ネオボルテックス式 | 無し | 2002~2012年 |
症状
・タンクの下から水漏れ
・タンクの給水ホースから水が伝ってくる。
・タンク内の水が止まらない
原因
「タンクの給水ホースから水がつたってくる。」場合
給水ホースの劣化による水漏れが原因です。
この部分は、常時水圧がかかっている為、水漏れが発生すると、トイレを使う・使わないに関わらず、水漏れし続けます。こちらのホースは、製品廃盤となっていますので、代替品への交換が必要です。
「タンク内の水が止まらない・オーバーフローしている」場合
ボールタップの劣化による止水不良となります。ボールタップ部の交換が必要です。
取替用部品:フレキホース、ボールタップ
LIXIL フレキホース(1000㎜) 322-1127
代替品の為、古いホースよりも一回り細いです。
DT-3850用(手洗い有り)
LIXIL ボールタップ TF-3840B (80)-20
DT-3550用(手洗い無し)
DT-3840用(手洗い有り)
DT-3540用(手洗い無し)
その他、修理部品 (フロートゴム玉、マルチ洗浄ハンドル)
フロートゴム玉も交換する場合
LIXIL フロートゴム玉 TF-10R-L
レバーハンドルを交換する場合
LIXIL マルチ洗浄ハンドル TF-10A
取替え手順
必要工具
・マイナスドライバー
給水ホースの取り外し方
マイナスドライバーで止水栓を締め、水を止めます。
抜け止めのクリップリング(樹脂製)を取り外し、給水ホースを抜き取ります。
こちらも同様に、クリップリングを取り外し、接続部(ボールタップ)から給水ホースを抜き取ります。
そのまま、ホースを上に抜き取ります。
ここからボールタップの交換(必要な場合)
手洗い管(透明のジャバラホース)・補給水管(黒いホース)を取り外す
ボールタップの固定リングを上に引き抜きます。(再利用します。)
ボールタップをタンク内側へ抜き取ります。
手洗い管をしっかりと差し込んで、取付けます。
水漏れが無いか確認をしましょう。
作業難易度(5段階)
作業難易度は、 「2.5」 です。
床への水漏れは、給水ホース以外にもありますので、原因の箇所をしっかりと特定しましょう。
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