INAX　DT-3570（3870）【ｵｰﾊﾞｰﾌﾛｰ管が折れた場合のﾌﾛｰﾄ弁交換方法】ﾍﾞｰｼｱﾛｰﾀﾝｸ　ﾀﾝｸに水が溜まらない　※補足【ﾎﾞｰﾙﾀｯﾌﾟ･ﾚﾊﾞｰﾊﾝﾄﾞﾙ品番など】

止水栓を閉め、水を止めます。（マイナスドライバーで時計回りに回して閉止）

クイックファスナー（抜け止めの金具）を取り外し、給水ホースを止水栓から抜き取ります。

ロータンクの真下、左右2箇所にタンクと便器を固定しているナットがあります。

こちらは、手回しで取り外す事が可能です。

給水ホースと、固定ナットを取り外せば、ロータンクを便器から取り外す事が出来ます。

外したロータンクは寝かせた状態にして置きます。タンク内に水が残っている場合は、バケツなどに捨てましょう。

タンクの下面にフロート弁の固定ナットが有ります。突起部分に大口開口（70㎜以上）の工具（ﾜｲﾄﾞﾓﾝｷｰ、ﾓｰﾀｰﾚﾝﾁなど）をかけ、反時計回りに回し、ナットを緩めます。

続いて、レバーハンドルの固定ナットが、タンクの内側にありますので、こちらも取り外し、レバーハンドルも一時取り外します。（再取付しますので、紛失しない様に注意）

こちらのロータンクは、陶器製のタンクの内側に、樹脂製のタンクが入っている2重構造になります。

内部の樹脂製タンクを一度抜き取り、下面のフロート弁の固定ナットを再度緩めとります。

固定ナットを取り外せば、樹脂タンクの内側から破損したフロート弁が取り外せます。

新しいフロート弁を樹脂タンクに差し込み、ナット（内）で固定をします。

フロート弁のオーバーフロー管の位置に注意しましょう。

樹脂タンクに防露材を被せ、陶器タンク内に戻します。

フロート弁の固定ナット（外）にて固定する。

ロータンクを便器に取付直します。

ロータンクのボルト2本と、フロート弁の下部が、便器側とずれない様にゆっくりと降ろし、据え付けます。

固定ナットで締め付け、便器に固定します。（工具は使用しない。ナットが破損します）

レバーハンドルの再取付。大小方向に動く事を確認します。

フロート弁の鎖をレバーハンドルに繋ぎます。（鎖は若干たるむくらい）

ボールタップから伸びている補給水管（黒いゴムホース）は、フロート弁のオーバーフロー管内に差し込みます。（クリップで固定）

※これを行わないと、便器の水溜まりの水位が低下してしまいます。

給水ホースを止水栓へ再接続し、止水栓を開けます。

タンクに水を溜め、異常が無い事を確認しましょう。