MYM MS6115【切替カートリッジ・温調カートリッジ交換、本体後継品】台付サーモスタット式シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が出来ない。>修理方法
MYM MS6115【切替カートリッジ・温調カートリッジ交換、本体後継品】台付サーモスタット式シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が出来ない。>修理方法
MYM 台付サーモスタット式シャワー水栓 MS6115
※日立(HITACHI)製 ユニットバス仕様
日立(HITACHI)製 ユニットバス仕様の為、標準品と吐水パイプの形状、ハンドル類の色が異なります。
症状①:シャワーまたは、カランから水が出続けてしまう。水が止まらない。
切替ハンドルを「止」位置に合わせても、シャワーまはた、カランから水がポタポタと漏れ続けてしまい、止まりません。
症状が酷い場合は、ポタポタどころではなく水が出続けてしまいます。
原因:本体内部の切替カートリッジの消耗
切替ハンドルで水が止まらなくなる原因は、水栓本体内部に使用されている部品、「切替カートリッジ」の消耗によるものです。
この「切替カートリッジ」は、シャワーとカランへの水の振り分けと、止水をする役割を果たしています。
長期間使用する事によって、「水が止まらない。」や「シャワーとカランの切替えが出来ない」などの症状が起こります。
修理をする為には、メーカー純正部品の切替カートリッジの交換が必要です。
修理部品:KVK 切替カートリッジ KP720B
MYM社は、2008年に事業撤退(倒産)している為、補修部品はKVK社が引き継いでいます。
KVK 切替カートリッジ KP720B
症状②:温度調節が効かない。水が冷たい・温い・熱い
温調ハンドルを回しても、水・湯の温度が変わらずに冷たい・温い・熱いままの状態になってしまいます。
事前に確認をしましょう。
他の同じ給湯設備を使っている箇所(キッチン・洗面所など)で、お湯が正常で出るかを確認。
原因:水栓本体内部の温調カートリッジの故障・消耗
給湯設備に問題が無く、水栓本体で温度調節が出来ない原因は、本体内部の「温調カートリッジ」の故障・消耗によるものです。
修理をする為には、メーカー純正部品の温調カートリッジの交換が必要です。
修理部品:温調カートリッジ
MYM社は、2008年に事業撤退(倒産)している為、補修部品はKVK社が引き継いでいます。
KVK 温調カートリッジ KPS60
切替カートリッジの交換方法
必要工具
・プラスドライバー
・モンキーレンチ
・先端の細い工具 (千枚通し・精密ドライバーなど)
切替カートリッジ交換手順
水道メーターなど、大元のバルブを閉め、水を止めます。
水・湯が完全に止まっている事を確認して下さい。
ハンドルの中心の丸いキャップを、先端の細い工具(千枚通し・精密ドライバーなど)を使って取り外します。
内部に止めネジが有るので、プラスドライバーで取り外し、ハンドルを抜き取ります。
切替表示リングは、引き抜く事で取り外しが出来ます。
モンキーレンチを使い、切替カートリッジを回して取り外します。
切替表示リングを取付け直します。
本体と凹凸部分を合わせて差し込みましょう。
ハンドルを仮付けし、左右に同じ分だけ回る位置で取付をします。
切替ハンドルを「止」位置に合わせ、水道の元栓を開けて、水を出します。
切替カートリッジの芯棒を回し、水が止まる位置を確認します。
水が止まる位置で、切替ハンドルを取付け、ネジで固定します。
温調カートリッジ交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・温度計
温調カートリッジ交換手順
水道の大元のバルブ(水道メーターなど)を閉め、水・湯を止めます。
水・湯が止まっている事を確認して下さい。
温調ハンドルを真横に引っ張り、取り外します。(ネジなどでの固定はありません。)
温調ストッパーを真横に抜き取ります。
固定ナットをモンキーレンチで回し、取り外します。
固定ナット・温調ストッパーの取付を取り外しと逆手順で行います。
水道の元栓を開ける。
給湯器の設定温度は、50℃以上に設定します。
水栓から出るお湯の温度を測り、40℃になった位置で、温調ハンドルを取付ける。
水栓本体を交換したい場合(後継品・代替品)
吐水パイプの長さによって品番が異なります。現在と同じ長さ、または必要な長さの製品を選びましょう。
パイプ長さ190mm
KVK 台付サーモスタット式シャワー水栓 KF3008R (可変ピッチ 80・100・120)
パイプ長さ240mm
KVK 台付サーモスタット式シャワー水栓 KF3008RR2 (可変ピッチ 80・100・120)
パイプ長さ300mm
KVK 台付サーモスタット式シャワー水栓 KF3008RR3 (可変ピッチ 80・100・120)
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