TOTO ワンピース便器 C406B + ウォシュレットGⅢ TCF421(修理部品供給終了)ウォシュレット本体交換方法
TOTO ワンピース便器 C406B + ウォシュレットGⅢ TCF421(修理部品供給終了) ウォシュレット本体交換方法
TOTO ワンピース便器 C406B (1984-1990年)
TOTO ウォシュレット GⅢ TCF421(1985年頃)
類似品 TOTO C406も対象
TOTO ワンピース便器 C406(1980-1990年)
<相違点>結露防止の為の防露層無し
症状:ウォシュレットが動かない
・おしり洗浄の水が出ない
・便座が暖かくならない
・ボタンを押しても反応しない
修理部品供給終了品の為、修理不可
こちらのTCF421は、1985年に製品廃盤となっている為、37年以上前の製品となります。
当然、修理は出来ませんので、本体の取替えとなります。
ワンピース便器とは・・・
現在流行の「タンクレストイレ※TOTOネオレスト、等」の先駆けとなる製品です。
発売当時は、高級品に部類し、便器洗浄音が静音設計になっている為、高級ホテルなどでも使用されておりました。(現在でも、古いホテルなどで見かけます。)
洗浄水量は、大洗浄のみ16ℓ です。
<補足>ワンピース便器の修理部品(ボールタップ・フロートバルブ)はこちら
ワンピース便器に取り付け可能な温水洗浄便座(ウォシュレット)があるのか?
一見、特殊な形をしている為、普通の温水洗浄便座(ウォシュレット)は取付けられない様に見えますが、リモコン便器洗浄やオート便器洗浄など、タンク内のレバーと連動した機能の製品以外は、取付けが可能です。
取替用ウォシュレット TOTO ウォシュレットS1 TCF6543
TOTO ウォシュレットS1 TCF6543
※色は、便器の色に合わせたものを選んでください。
C406Bの陶器カラーは、現在、廃盤色になっているものが多数あります。
取替手順
必要工具・材料
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・モンキーレンチ 2本
・ウォーターポンププライヤー
カクダイ さしこみパッキンセット 745-701
ウォシュレット(TCF421)の取り外し方
左下後方にある、止水栓をマイナスドライバーで閉め、水を止めます。
止水栓が2箇所あります。ウォシュレット分岐金具の止水栓ではなく、一つ手前の止水栓を閉めてください。
ウォシュレット本体の左後方に、止水栓からの給水管の接続ナットがあります。
工具を使用し、取り外しましょう。
ワンピース便器のタンクのフタを取り外します。
タンク内から、便器側へ手を伸ばすと、ウォシュレット本体を固定している、樹脂製のナットがあります。
ウォーターポンププライヤーなどの工具を使用して固定ナットを取り外します。
固定ナットを取外し後、ウォシュレット本体を真上に引き上げて取外す事ができます
この時に、裏面に張り付いているパッキン(左右で2ケ)がタンク内に抜け落ちます。しっかりと回収してください。タンク内に残ったままですと、タンク内の部品の動作に干渉し、不具合が起こる原因となります。
ウォシュレットの分岐金具を止水栓から取り外します。
新しいウォシュレット(TCF6543)の取付方法
給水管のさしこみパッキン(別売り)は交換しましょう。
19ミリ平パッキンは、付属品です。
カクダイ さしこみパッキンセット 745-701
ベースプレート(付属品)を便器に取り付けます。
プラスドライバーでネジを締め込み固定します。
ワンピース便器(C406B)のサイズは、エロンゲート(大形)になります。
ウォシュレットの給水ホースを、分岐金具に接続します。
給水ホースの接続後、ウォシュレット本体をベースプレートに差し込みます。
壁リモコンを取付けます。
止水栓を開け、水漏れが無いかしっかりと確認しましょう。
水漏れが起こるのは、止水栓・分岐金具まわりの接続部です。
完成
DIYでの取替えが不安な方は、工事費込セット(商品+基本工事)がおすすめ
TOTO TCF6543 工事費込みセット(商品+基本工事)
<補足>ワンピース便器(C406B)の修理部品(ボールタップ・フロートバルブ)
TOTO 立型ロータンク用ボールタップ TS406AZN
TOTO フロートバルブ TH418-1
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