TOTO SH681BA(SH680BA)【ボールタップ・排水弁交換】トイレタンク内 水漏れ修理方法
TOTO SH681BA(SH680BA)【ボールタップ・排水弁交換】トイレタンク内 水漏れ修理方法
TOTO 手洗い付ロータンク SH681BA (2000-2005年)
※手洗い無しは SH680BA
手洗い無し SH680BA も対象
TOTO 手洗い無タンク SH680BA(2000-2004年)
症状:タンク内の水が止まらない
・タンクの中の水が止まらない。
・タンクに水が溜まるのが遅い。(シューシューと音を立てている)
・便器内へずっと水が流れ続けている。
蛇口から水が出続けているのと同じ状態なので、放置しておけば当然、水道使用量にも影響がでます。
原因
「タンクの中の水が止まらない」「タンクに水が溜まるのが遅い」の場合
20年近く使用しているタンクになり、内部のボールタップの劣化により、水が止まらなくなっています。また、このタイプのボールタップの場合、もう一つの症状として、「水の出が悪くなる」という事も起こります。
水の出が悪い・タンクに溜まるのが遅い → 溜まっても水が出続ける
フィルターの詰まりが原因の場合もある
水の出が悪い場合は、ボールタップのフィルターがサビなどで詰まっている事もあります。
しかし、可能性としては低く、ほとんどの場合がボールタップの劣化が原因です。
給水フィルターの確認方法
ボールタップのオレンジ色部分がフィルターユニットになります。
90°回転させて、引き抜きます。(引き抜きは、パッキンが効いているので固いです。)
「便器内へずっと水が流れ続けている」の場合
この場合は、大きく原因は2つです。
①ボールタップの劣化により止まらなくなった水がオーバーフローして便器に流れている。
②タンクに溜まっている水が、排水弁の劣化により便器内へ抜け出てしまっている。
排水弁とは、タンク内の底にある部品で、レバーと連動して「タンクの水を流す・止める」役割をしている部分です。劣化する事により、水を溜めておく事が出来ず、便器に流れ出てしまいます。
ボールタップ・排水弁は、セット交換が基本
ロータンクの主要部品であるボールタップと排水弁部は、同時交換が基本です。
理由は、先に述べた通り、どちらも正常に作動しなくては、「水が止まらない」状態が発生してしまう為です。
ボールタップの動作は、タンクの水位の変化によって機能する為、タンク内に水を留めておく役割を果たす排水弁が消耗していても、ボールタップは正常に作動しません。
排水弁の消耗により、
①タンク内の水が抜けて減っていく
⇩
②ボールタップが給水を始める
⇩
➂水が溜まり給水がストップする
⇩
①へ戻る
このサイクルを繰り返してしまう為、同じ様に「ボールタップの水が止まらない」状態になります。
修理部品: ボールタップ・排水弁
TOTO 立形ロータンク用ボールタップ HH06005SR
TOTO 排水弁 HH08008Z
交換手順
交換手順は、こちらの記事をご参照ください。ほぼ、同様の手順となります。
作業難易度(5段階)
作業難易度は「2.5」です。
ボールタップの一部組み換えが必要な場合があります。(手洗い無しへの変更など)
施工説明書をしっかりとよく読み、間違いのないように取り付けましょう。
まとめ
水漏れの原因として、ボールタップ・排水弁のどちらかだけの劣化の場合がほとんどですが、長年使用しているトイレの場合は、基本的には、両方(ボールタップ・排水弁)の交換を行った方が良いです。
どちらか片方でも正常に作動しなければ、同じ様に水漏れは発生します。
トイレのタンクの漏水は、症状が軽いうちは、なかなか気が付きません。
漏水による水道料金の高騰は意外に大きくなります。
ロータンク下からの水漏れの場合
こちらの記事をご参照ください。
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