TOTO TMG40CX【切替弁部・サーモユニット交換、本体後継品】 壁付サーモスタット・シャワーバス水栓 <水が止まらない。温度調節が効かない。他> 修理方法

TOTO TMG40CX【切替弁部・サーモユニット交換、本体後継品】 壁付サーモスタット・シャワーバス水栓 <水が止まらない。温度調節が効かない。他> 修理方法
TOTO 壁付サーモスタット・シャワーバス水栓 TMG40CX(1997-1999年)



類似品番も対象:TMG40MX、TMG40EX、TMG40WX
<品番比較表>
品番 | 生産期間 | シャワー機能 |
---|---|---|
TMG40CX | 1997-1999年 | 標準 |
TMG40WX | クリック機能 | |
TMG40MX | マッサージ機能 | |
TMG40EX | 1997-2000年 | 三段切替え機能 |
症状① シャワー・カランから水がポタポタ漏れる
・切替ハンドルを止水位置に合わせても水が止まらない。
切替ハンドルを「止水」位置に合わせても、シャワーまたは、カラン側から水がポタポタ漏れ続けてしまうという状態です。

原因:水栓内部の開閉バルブ部の消耗
水の止まりが悪い場合の原因は、単純なパッキンの劣化などではなく、水栓本体内部の「開閉バルブ部」の消耗が原因となります。
通常、使用年数10年前後で症状が現れます。(早ければ7年程でも)
また、開閉ハンドルの切替音(カチッという音)が鳴らなくなっている場合は、追加で交換部品が必要です。
修理部品:開閉バルブ部 TH577 、切替ハンドル部 THA1-2 ※分解図より
TOTO 開閉バルブ部 TH577

切替ハンドルの破損・切替時のカチッと音が鳴らない場合
TOTO 切り替えハンドル部 THA1-2
開閉バルブ部の交換方法へ



症状② 温度調節が効かない
本体左側の、温度調節ハンドルを操作しても、温度が変わらない(ずっと冷たい・ずっと熱い等)状態です。

注意:まずは、熱源機器の確認を(給湯器・温水器など)
お湯の温度が安定しない・熱くならないなどの場合、水栓本体が原因の場合と、お湯を作り出す熱源機器(ガス給湯器・エコキュートなど)が原因の場合と2通りの原因が考えられます。
簡単な見分け方としては、同じ熱源機器から供給される他の給湯箇所(台所・洗面所など)が問題なくお湯が出ているかどうかです。
浴室以外も、お湯の温度が安定しない様ですと、熱源機器本体が原因として考えられます。
逆に、浴室水栓のみが給湯温度が安定しない場合は、水栓本体の温度調節(サーモスタット)の故障が原因と考えて間違いないと思います。
原因:温度調節(サーモスタット)ユニットの故障
熱源機器に問題がなく、水栓から出るお湯のみが温度調節出来ない場合は、水栓本体内部の温度調節ユニットの故障が原因です。
通常、使用年数10年以降から症状が現れます。
補足:湯・水の流量が少ない場合は、水栓本体のストレーナー(フィルター)の詰まりが原因
湯・水の流量が少ない場合は、水栓本体のストレーナー(フィルター)の詰まりが原因です。
湯・水の流量の差が大きい場合も、水栓の給湯温度が設定通りに出ない原因となる事が有ります。

修理部品 (温度調節ユニット) TOTO TH576S ※分解図より
TOTO 温度調節ユニット TH576S

温度調節ユニットの交換方法
TH576Sの交換手順は、リンク先をご参照ください。(品番違いですが、要領は同じです)



症状③ 吐水パイプの根本からの水漏れ
・吐水パイプと本体のつなぎ目から水がポタポタと漏れる。

ワンタッチスパウト式の修理部品は廃盤の為、修理不可
TOTO製の水栓金具に、一定期間(1995-2000年頃)採用されていた、水栓本体と吐水パイプとの接続方式です。
取付けの施工時にナットでの締め込みでなく、ワンタッチで差し込むだけで取付が出来るというのが特徴でしたが、使用者にとってはあまりメリットがない為か、数年で元のナット接続方式に戻る事になりました。
現在、ワンタッチスパウト式のメンテナンス部品は供給終了となっている為、この部分で水漏れ・破損などがあった場合は、水栓本体の取替えが必要となります。
そのまま使い続けるか、水栓本体の交換が必要です。
取替用水栓本体(後継品・代替品)
TOTO 後継品
TOTO 壁付サーモスタット・シャワーバス水栓 TBV03401J1


LIXIL製 代替品
LIXIL 壁付サーモスタット・シャワーバス水栓 BF-KA145TSG




コメント