キッチン水栓 天板裏の補強板の腐食 交換(補修)方法
キッチン水栓 天板裏の補強板の腐食 交換(補修)方法
作業手順
①腐食している補強板を取り除く。
天板裏の補強板が、水栓の取付穴周りだけに貼られている場合と、広範囲に補強板が貼られている場合があります。
水栓の取付穴周りだけに補強板が貼られている場合
この場合は簡単で、この部分補強板を取り除きます。
補強板は接着剤などで貼り付いています。強力についている場合は、少し苦労するかもしれません。
また、腐食が酷い補強板は、ボロボロと崩れてしまうので、取りにくい事もあります。
天板裏の広範囲に補強板が貼られている場合
この場合、補強板を全て取り除いてしまう訳にはいきませんので、補修部分のみを取り除きます。
取り除く範囲は、準備した交換用の補強板と同じか、すこし広めくらいです。
狭い場所で、大きな工具も使えませんので、場合によってはかなり苦労します。
②交換用の補強板の準備
交換用の補強板は、自分で作るか、既製品を使用します。
自分で作る場合(穴あけの工具が必要です。)
9㎜ または 12㎜ の合板(既存の天板と合わせて、30㎜以内に収まる厚さ)などを準備して、必要なサイズにカットします。
補強板の貼り付け位置と、ステンレス天板の水栓取付穴を合わせて、補強板にΦ35~39㎜の穴を開けます。
インパクトドライバー用 ホールソー Φ37mm
既製品を使用する場合
補強板のサイズにはバリエーションがありませんので注意しましょう。
カクダイ ワンホール混合栓取付補強板 107-820-36(取付穴36㎜用)
KVK カウンター補強板 Z422459(取付穴径38m)
➂補強板の取付
準備した補強板を取付けます。
水栓取付け時に落下したり、回ったりしてしまいますので、少し厚めの両面テープ又は、接着剤などで天板裏に貼り付けます。
取付穴の位置が合うように貼り付けてください。
④水栓本体の取付、完了
水栓金具を取り付ける事で、補強板を挟み込んで固定する事ができます。
腐食している補強板に上貼りする場合
腐食した補強板が上手く取り除けない場合などに、既存の補強板に上貼りするという方法も、条件を満たせば出来ます。
・天板の厚みが上貼りした補強板と合わせて、30mm以下になる事。
これは、取付ける水栓金具によって異なりますが、一般的には30mmまでが取付条件として多いです。
30mmを超えると、水栓金具の取付が出来なくなってしまいます。
だからと言って、上貼りする補強板が3㎜や6㎜の薄い板では、水栓の取付時や、使用していくうちに割れてしまいますので、注意しましょう。(腐食具合や範囲による)
・上貼りする補強板が、状態の良い箇所にも大きく被るようにする事。
腐食している箇所だけに上貼りしても、腐食箇所が痩せていくと水栓のぐらつきが起こります。
上貼りする場合は、状態の良い箇所にも広くかかるようにしましょう。
まとめ
状況によりますが、場合によってはとても厄介な作業になる事があります。
水栓の取替え時に、補強板の腐食が見られる場合は、しっかりとした準備が必要です。
インパクトドライバー用 ホールソー Φ37mm
カクダイ ワンホール混合栓取付補強板 107-820-36(取付穴36㎜用)
KVK カウンター補強板 Z422459(取付穴径38m)
コメント
コメント一覧 (2件)
千葉県市川市に在住のものです。
補強版の腐食で、水栓の多少のぐらつきがあります。
自分でもできるとのことですが、多少自信がありません。
業者に依頼するとすれば、どのような業者にすればいいのか、
お教えいただければありがたいのですが。
コメント下さいまして、ありがとうございます。
水栓の取り外し、または交換が伴いますので、水道工事店にお願いするのが良いと思います。
水道工事は、怪しい業者も多い為、市の指定工事店にお願いし、概算でも見積りなどを取るのが、安全な方法ではないでしょうか。