一条工務店オリジナル(ICHIJYO)トイレロータンク TB1225 <水が止まらない>修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換手順)※修理部品廃盤の為、他社製品で代用
一条工務店オリジナル(ICHIJYO)トイレロータンク TB1225 <水が止まらない>修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換手順)※修理部品廃盤の為、他社製品で代用
ICHIJYO(一条工務店)トイレ手洗い付ロータンク TB1225
便器部 C1220
生産は北陸窯業(HOKUYO) ※現在は廃業 松下(パナソニック)電工グループに属す
<品番記載箇所>タンクの向かって右側面下
症状:タンク内の水が止まらない。便器へ水が流れ続ける。
タンク内の水がいつまでも止まらない。便器へ水が流れ続けている。
便器洗浄後、タンク内への給水が止まらず、いつまでも出続けてしまう状況です。
また、タンク内でオーバーフローした水が便器内へ流れ続けてしまいます。
原因:タンク内の部品(ボールタップ・フロートバルブ)の消耗
タンク内の水が止まらなくなる原因は、ロータンク内の主要部品であるボールタップ・フロートバルブの消耗です。
ICHIJYO TB1225の修理部品(ボールタップ・フロートバルブ)は、廃盤の為、入手不可。
TB1225の修理部品は廃盤となっています。
修理部品(他社代用品):ボールタップ、フロートバルブ
TOTO ボールタップ THYS2A
カクダイ フロートバルブ 4643
注意:こちらの部材を使用した場合、取替後に手洗い管の水量が弱くなります。
ボールタップ・フロートバルブ交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・ウォーターポンププライヤー
交換手順
給水管の接続部のフクロナットを工具を使って取り外します。
残り水が出るので、タオルや水受け容器を準備しましょう。
続いて、ボールタップの固定ナットを取り外し、タンクの内側から抜き取ります。
フロートバルブを排水弁から取り外します。
フロートバルブのゴムが溶け出している為、手が真っ黒になります。ビニール手袋などを着用しましょう。
カクダイのフロートバルブ(4643)は、幅広いメーカーの同形状タイプに対応しています。
取付ける穴の位置によって調節をする為、こちらのタンクには、一番遠い位置の穴を使用します。
鎖は、張り過ぎないように、若干のたるみをもたせてレバーに繋ぎます。
TOTO ボールタップ(THYS2A)の場合、手洗い管の接続口の形状が合わない為、接続が出来ません。
そこで、接続部の部材を既存のもの利用し、接続できる状態にします。
TOTOボールタップの連結ジャバラホースの先端部分を切断し、古いボールタップの接続部分を差し込みます。
新しいボールタップをタンクに固定します。
給水管を接続します。
接続部のパッキンは新しいもの(TOTO ボールタップに付属)に交換しましょう。
止水栓を開けて、タンクに給水をします。
手洗い連結ジャバラ管から水が勢いよく出ます。先端を手で持ち、タンクの内部に向けておきましょう。
止水位の調節をします。
止水位 = タンク内の水が止まる水位。
通常は、オーバーフロー管に基準となるラインが入っていますが、こちらには有りません。
オーバーフロー管の先端より3cm程下で止まるように、ボールタップで調節します。
TOTO THYS2A ボールタップの止水位調節の仕方
ボールタップに調節リング(ピンク)があります。
①リングを上に引き上げる。
②調節リングを回し、止水位を調節する。
上から見て右回し→止水位が上がる。
上から見て左回し→止水位が下がる。
ボールタップの手洗い連結ジャバラ管を手洗器に接続します。
一旦、ボールタップから取り外し、先にタンクふた側に接続します。
ボールタップに接続し直し、タンクふたを閉めます。
完了
他メーカーの部品を使用している為、取替後、手洗器の水圧が弱くなります。
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