パナソニック CQ883B・CQ473【本体後継品へ交換。シャワーホース・カートリッジ廃番】 洗面洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ。水が止まらない> 修理方法 ※パナソニック(松下電工)製洗面化粧台

パナソニック CQ883B・CQ473【本体後継品へ交換。シャワーホース・カートリッジ廃番】 洗面洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ。水が止まらない> 修理方法 ※パナソニック(松下電工)製 洗面化粧台
パナソニック 洗面洗髪シャワー水栓 CQ883B


類似品(旧型)も対象: CQ473 <相違点>下吐水(レバーを下げると水が出る)

パナソニック(松下電工)製 洗面化粧台仕様 アクレージュ シリーズ
対象品番:GQB73S1、GQB73S6、GQB73S8、GQB74S1、GQB74S6、GQB74S8

洗面化粧台品番は、収納内の側面のシールに記載されています。

症状:シャワーホースから水が漏れる。
水を出していると、洗面台収納内の奥に見える、シャワーホースから水がボタボタと漏れ出してしまいます。
普段は、視界に入る場所ではないので、水漏れに気づかず、洗面台収納内や、床が水浸しになって気づく事が多いです。

原因:シャワーホースの劣化による亀裂
このような引き出し式シャワー水栓のホースは、ステンレスのジャバラホースである場合が多く、内部に通っているゴム製のホースが経年劣化により、亀裂が生じ、水漏れを起こす原因となります。

修理をするためには、メーカー純正の取り換え用シャワーホースの交換が必要です。
しかし、こちらの水栓 CQ883B・CQ473 のシャワーホース部品は、廃番となっている為、部品交換による修理はできません。
水栓本体の交換が必要となります。
症状② レバーを止水方向に操作しても、水が止まらない。
レバーハンドルを下げても(CQ473の場合は、上げる)、水が止まらずに吐水口から水がポタポタと漏れづつけてしまいます。
また、
レバーハンドルの動きが固く、操作がしづらい
レバーの下から水が漏れてくる
などの症状

原因:水栓本体内部のバルブカートリッジの消耗
レバーを止水方向に操作しても、水が止まらない・止まりにくい原因は、本体内部に使用されている「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品の消耗によるものです。

修理をする為には、メーカー純正のバルブカートリッジの交換が必要です。
しかし、こちらの水栓のカートリッジは、廃番となっているようですので、部品交換による修理はできません。
水栓本体の交換が必要となります。
取り換え用水栓本体(後継品・同等品)
後継品
パナソニック 洗面シングルレバーシャワー混合水栓 GLM01SFA
他社の同等品 ※今回はこちらを使用
KVK 洗面 台付シングル洗髪シャワー水栓 KM8007

水栓本体交換方法(取り外し方・取り付け方)
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ 2本
・台付水栓レンチ ナット対辺 38㎜用 (取り外し時)
・台付水栓レンチ ナット対辺 47㎜用 (KM8007 取付時)
パナソニック CQ883B の取り外し手順
シャワーホースと水栓本体の接続部の取り外しを行います。
ジョイント部に、固定ピンの頭が見えるので、真横に抜き取ります。


固定ピンを抜いたら、ジョイント部ごと水栓本体から抜き取ります。

水栓本体下の給水・給湯管を止水栓から取り外します。

逆止弁ソケットのナットを①→②の順(画像を参照)に緩め、取り外します。

内部から残り水が出ます。タオルなどを準備しておきましょう。

銅管に残った袋ナットは、水栓を抜き取るときに邪魔になるので、プライヤーなどで掴んで、引き抜きます。(片側だけ外れていればOKです)

シャワーホース側についている、ホースガイド(樹脂のジャバラ)を取り外します。
根本部分にナットがあるので、ナットを回し、ホースガイドを抜き取ります。




天板裏側の水栓本体の根元部分に、固定ナットがあります。(ナット対辺 38㎜)
立型水栓レンチ(KVK KPS955 など) を使い、固定ナットを取り外します。

固定ナット・ワッシャー・パッキンを取り除きます。


水栓本体を天板上から抜き取ります。

シングルレバー側は、下の銅管の足が開いていると穴に引っかかるので、閉じた状態で抜き取りましょう。

パナソニック CQ883B・CQ473 の取付穴径は、36㎜ です。

ここから新しい水栓(KVK KM8007)の取付

<参考画像>



こちらの現場では、止水栓の位置が近すぎた為、接続口の角度を変える部材を使用しました。※必ず必要ではありません。

KVK 片ナットエルボ ZS506






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