INAX DC-1880S【ボールタップ・フロートゴム玉交換】 カスカディーナDF <トイレロータンクの水が止まらない・便器内へ水が流れ続ける>修理方法

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
目次

INAX DC-1880S【ボールタップ・フロートゴム玉交換】 カスカディーナDF <トイレロータンクの水が止まらない・便器内へ水が流れ続ける>修理方法

INAX 手洗い付トイレ DC-1880S(1984-1996年)

シリーズ名:カスカディーナDF

便器洗浄水量 (大 8ℓ・小 5ℓ)、洗い落とし式  

便器サイズ 標準(レギュラー)

INAX DC-1880S カスカディーナDF
INAX DC-1880S カスカディーナDF 
INAX DC-1880S カスカディーナDF 

手洗い無 DC-1580Sも対象

INAX 手洗い無トイレ DC-1580S 

症状:便器内へ水が流れ続けている。タンク内の水が止まらない。

便器内へずっとチョロチョロと水が流れ続けています。

また、タンクの中から水が出ている音がする為、確認すると、タンク内の水がいつまでも止まらずに出続けています。

INAX DC-1880S カスカディーナDF <トイレロータンクの水が止まらない・便器内へ水が流れ続ける>

水漏れが少量の内は気づきませんが、症状が進むと水漏れが酷くなり、水が流れる音がし続けたり、水道の使用量が増え、水道料金が高くなるなどが発生します。

原因:ロータンク内部の部品の消耗

ロータンクの水が止まらなくなる理由として、内部部品の消耗があります。

INAX DC-1880S 修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉交換手順)

ボールタップ

浮き玉の浮力によって、水位にあわせて上下し、水が溜まって浮き玉が上がれば水が止まる。水が減って、浮き玉が下がれば水が出る構造になっています。

これにより、給水の開け閉めが不要になり、自動での給水・止水が行えます。

ボールタップの消耗により、タンク内に水が溜まっても、いつまでも水が止まらない状態になります。

フロート弁

ロータンクに溜まった水を、「タンク内に留めておく」役割と、レバーハンドルの操作との連動によって、「タンク内の水を便器内へ流出させる」役割があります。

フロート弁のゴム玉(フロートバルブ)の消耗によって、タンクに溜まった水を留めておくことが出来ず、便器内へ抜け続けてしまう状態になります。

修理をするためには、ボールタップ・フロート弁のゴム玉の交換が必要です。

ボールタップ・フロートゴム玉は、セットで取替えが基本です。

取替用部品(メーカー純正品):ボールタップ、フロートゴム玉

LIXIL = INAX

LIXIL ボールタップ TF-20B

LIXIL フロートゴム玉 TF-10R-L

<補足>その他の修理部品: レバーハンドル

LIXIL マルチ洗浄ハンドル TF-10A

ボールタップ・フロートゴム玉 交換方法

必要工具

・マイナスドライバー

・モンキーレンチ

・ゴム手袋 (手が汚れます)

交換手順

STEP
水を止める。

止水栓を閉め、水を止めます。

水が止まった事をしっかりと確認しましょう。

STEP
タンクの蓋の取り外し。タンク内の水を抜く。

タンクの蓋を取り外します。(破損させない様に注意)

洗浄レバーを引き、タンク内の水を流して、空にします。

STEP
ボールタップの取り外し。

ロータンクに繋がる給水管のナットを、工具を使用して、取り外します。(画像内 ①部分)

次に、ボールタップをロータンクに固定している固定ナットを、取り外します。

固定ナットを取り外せば、ボールタップタンクの内側へ抜き取ることが出来ます。

STEP
フロートゴム玉の取り外し。

ゴム手袋をして作業をしましょう。(手が真っ黒になります。)

こちらのカスカディーナシリーズタンクには、フロート弁「ドラム」と呼ばれる円筒型の部品が付いています。

ゴム玉を取り外す為には、このドラムが邪魔になる為、一旦取り外します。

洗浄レバーに繋がる鎖は外しておきましょう。

ドラムの両端を手で掴み、反時計回りに少し回すと、ロックが外れて上に抜き取る事が出来ます。

INAX DC-1880S 修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉交換手順)

ドラムを取外し後、フロートゴム玉を抜き取ります。

真上にガイドリングが有る為、斜め上に抜き取るようになります。

STEP
新しいフロートゴム玉の取付。

取外しと逆の手順で、フロートゴム玉を取付けます。

INAX DC-1880S 修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉交換手順)

ゴム玉の下にガイドバーと呼ばれる棒が出ています。フロート弁側の中心の穴に確実に差し込み、取付けます。

ドラムを取付け直します。時計回りに少し回す事でロックがかかります。

ゴム玉の鎖洗浄レバーに繋ぎます。(ガイドリングに通しましょう。)

は若干のたるみを持たせる程度の張り具合にします。

取付後に、洗浄レバーを操作し、ゴム玉が持ち上がる・下にしっかりと落ちる事を確認。

STEP
新しいボールタップをタンクに取付ける。

新しいボールタップを、ロータンクの穴に通し、固定ナットで固定します。

給水管の接続部には、付属のストレーナー付パッキンを入れます。

接続部の袋ナット工具でしっかりと締め込みます。

ボールタップを取付ける際に、ボールタップが傾かないように注意しましょう。

斜めに付いていると、浮きが別の部分に干渉して、正常に動作しない事があります。

手洗い無し(DC-1580S)の場合 手洗い管の取り外しが必要です。(クリックで開く)

①クリップを抜き、手洗い接続管を取り外す。

②キャップ(付属品)の取付。

STEP
ボールタップの調整。

LIXIL TF-20B は、マルチタイプのボールタップの為、取付けるタンクによって設定・調整が必要になります。

補給水管の処理

こちらのトイレには、補給水は必要有りません。

ボールタップのダイヤルを「1」から「0」に変更し、不要な補給水管は、他の部分に干渉しないようにする為、

オーバーフロー管の中に収めてしまいます。

STEP
止水栓を開ける。止水位の調節。

止水栓を開けて、タンクに給水をします。

この時に、手洗い連結管からも水が出ますので、手で持ちタンク内へ先端を向けておきましょう。

INAX DC-1880S 修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉交換手順)

そのままの止水位(水が止まる水位の事)では、正常な位置ではないと思います。

オーバーフロー管のウォーターライン(W.L)に合う様に、ボールタップの浮き部分のネジを回し、調節します。

止水位を下げる場合 → ネジを左回し

止水位を上げる場合 → ネジを右回し

INAX DC-1880S 修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉交換手順)
STEP
タンクの蓋の取付。

手洗い連結管を、ロータンクの手洗い管に確実に接続し、タンクの蓋を閉めます。

完了

取替用部品(メーカー純正品):ボールタップ、フロートゴム玉

LIXIL = INAX

LIXIL ボールタップ TF-20B

LIXIL フロートゴム玉 TF-10R-L

<補足>その他の修理部品: レバーハンドル

LIXIL マルチ洗浄ハンドル TF-10A

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次