INAX SF-35S【本体後継品へ交換、カートリッジ品番情報】シングルレバー洗髪シャワー水栓<水が止まらない、シャワー・カランの切替が出来ない> 水栓本体交換方法
INAX SF-35S【本体後継品へ交換、カートリッジ品番情報】シングルレバー洗髪シャワー水栓<水が止まらない、シャワー・カランの切替が出来ない> 水栓本体交換方法
INAX シングルレバー洗髪シャワー水栓 SF-35S(1990〜1998年)
INAX 洗面化粧台 FSシリーズ FSN-755S、FSN-605S に使用
症状①:レバーを下げても水が止まらない。レバーの動きが固い。
レバーハンドルを止水方向(下)に操作しても、水がしっかりと止まらず、ポタポタと漏れ続けてしまう。
また、レバーハンドルの動きが固く、操作がしづらい。
原因:本体内部のバルブカートリッジの消耗・破損
シングルレバー水栓がレバーを下げても水が止まらなくなる・動きが重たくなる原因は、水栓内部のバルブカートリッジの消耗・破損が原因です。
修理をする為には、メーカー純正部品のバルブカートリッジの交換が必要です。
修理用部品:LIXIL シングルレバーヘッドパーツ(カートリッジ) A-1943-10
LIXIL = INAX
LIXIL(INAX) シングルレバーヘッドパーツ A1943-10
その他の症状:シャワー・吐水の切替が出来ない。シャワーホースの水漏れ。など
・シャワー・吐水の切替が出来ない。
・シャワーホースからの水漏れ、接続部の水漏れ。
・本体の継ぎ目から水漏れがする。
INAX SF-35S は、バルブカートリッジを除くほとんどの部品が廃盤となっています。
よって上記の様な症状の場合は、修理が出来ないので、水栓本体の交換が必要となります。
水栓本体の後継機種: LIXIL SF-45S
LIXIL シングルレバー洗髪シャワー水栓 SF-45S
水栓本体の交換方法
必要工具
・モンキーレンチ 2本
・ウォーターポンププライヤー
・プラスドライバー
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・立水栓締付工具
その他、必要材料:フレキ管、平行ニップル
SF-35Sからの取替えの場合、止水栓の位置が遠く、給水ホースが届かない場合が有ります。
LIXIL(INAX) SF-45Sの給水ホースの長さは、水栓本体下から逆止弁ソケットの先端までで、 324㎜です。
フレキ管・平行ニップル、平パッキン (クリックで開く)
湯・水ともに届かない場合は、2セット準備します。
カクダイ フレキパイプ用平行ニップル 6465-13
カクダイ フレキ管 13 798-53×(必要な長さ)
カクダイ 19ミリパッキン 6枚入り 9188N
水栓本体交換手順(INAX SF-35Sの取り外し方、SF-45Sの取付方。)
止水栓を閉め、水・湯ともに止水をします。
しっかりと水が止まっている事を確認して下さい。止水栓の劣化によって水が完全に止まらない場合があります。
逆止弁ソケットをモンキーレンチなどを使用して、ナットを緩めていきます。
まず、先に上側のナットから緩めます。
続いて、下側の六角部分に工具をかけて逆止弁ソケットを緩めます。
逆止弁ソケットを取り外し、残ったナット類もプライヤーなどで掴んで引き抜きます。
ナットが抜き取れない場合 (クリックで開きます。)
水栓の銅管部分は、大きく左右に何度も動かすと、ちぎり取る事が出来ます。
洗面台の天板下から、水栓本体を固定しているナットを専用工具を使って、取り外します。
ナット対辺38mm
専用工具をナットにかけ、真下から見て反時計回りに回して取り外します。
数回回ったら、あとは手で回して取り外します。
天板の裏側に、ワッシャー・パッキンが残る事があります。剥がしましょう。
水栓本体を天板の上から抜き取ります。
ここから LIXIL(INAX) SF-45Sの取付方法
取付穴径 Φ36㎜±2mm
水栓本体からパッキン・ワッシャー・固定ナットを抜き取ります。
取付穴から水栓本体を差し込みます。
給水ホースの先端側から、パッキン・ワッシャー・固定ナットを通します。
専用工具を使い、固定ナットを締め込みましょう。
固定時に水栓本体の向きを正面に合わせます。
止水栓にソケットを取付け、給水ホースを差し込みます。
給水ホースの長さが足りない場合は、止水栓とソケットの間をつなぐ材料が必要です。STEP③へ
フレキ管とソケットをフレキ管用平行ニップルを使って接続します。
各接続部にはパッキンを必ず入れます。
モンキーレンチを2本使って、しっかりと締め込みましょう。
既製品のフレキ管の長さは、100mm(10cm)から50mm刻みのサイズになる為、ぴったりの長さにはなりません。少し長めのものを用意し、折り曲げて使用しましょう。
ソケットに給水ホースを差し込みます。
抜け止め防止用のクリップリングで固定し、樹脂カバーも取付けます。
SF-35Sで使用していた、シャワーフックは、引っかける事はできますが、水圧でヘッドの向きが動いてしまう為、使用は危険です。取り除きます。
シャワーフック下側に固定用のネジが2本あります。
ドライバーで取り外します。
止水栓を開けて水漏れが無い事を確認して下さい。
特に止水栓・給水ホースの接続部周りをチェックしましょう。
完成
作業難易度(5段階)
作業難易度は「3」です。
給水ホースが届かない場合は、若干手間がかかります。
工事後は、水漏れが無い事を時間をかけて確認して下さい。
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