KVK KF800シリーズ【切替弁ユニット・サーモカートリッジ交換、後継品へ交換】 浴室サーモスタット式シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が効かない。>修理方法 ※クリナップ製ユニットバス水栓
KVK KF800シリーズ【切替弁ユニット・サーモカートリッジ交換、後継品へ交換】 浴室サーモスタット式シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が効かない。>修理方法 ※クリナップ製ユニットバス水栓
KVK 浴室サーモスタット式シャワー水栓 KF800TMCL
※クリナップ製ユニットバス仕様
KF800シリーズが対象:KF800T・TR2・TR3・TN、KF800TS2・TR2S2・TR3S2・TNS2、KF800TMHF、KF800TMB、KF800TWF、KF800TJS、KF800TNN・MB・WF・S2・WPF、
<KF800シリーズ 仕様比較表>
本体品番 | 生産時期 | 吐水口長さ | シャワーホース仕様 | シャワーヘッド仕様・機能 | ハンドル色 |
---|---|---|---|---|---|
KF800T | 2009年〜 | 170㎜ | グレー | グレー | メッキ |
KF800TR2 | 240㎜ | ||||
KF800TR3 | 300㎜ | ||||
KF800TN | 80㎜ | ||||
KF800TS2 | 2010年〜 | 170㎜ | メタリック | メッキ・ワンストップ | |
KF800TR2S2 | 240㎜ | ||||
KF800TR3S2 | 300㎜ | ||||
KF800TNS2 | 80㎜ | ||||
KF800TMB | 2008年〜 | 170㎜ | メタリック | メッキ | |
KF800TWF | 2022年〜 | メッキ・ワイド | |||
KF800TJS | 2021年〜 | 白 | 白・浄水シャワー | ||
KF800TMHF | 2023年〜 | メタリック | メッキ・ファインバブル | ||
KF800TNN | 2009年〜 | 0㎜(真下) | グレー | グレー | |
KF800TNNMB | 2023年〜 | メタリック | メッキ | ||
KF800TNNWF | メッキワイド | ||||
KF800TNNS2 | 2022年〜 | メッキ・ワンストップ | |||
KF800TNNWPF | 2023年〜 | メッキワイド・ワンストップ | |||
KF800 | 2009年〜 | 150㎜ | 白 | 白 | 白 |
KF800R2 | 240㎜ | ||||
KF800R3 | 300㎜ | ||||
KF800S2 | 2010年〜 | 150㎜ | 白・ワンストップ | ||
KF800R2S2 | 240㎜ | ||||
KF800R3S2 | 300㎜ | ||||
KF800HF | 2022年〜 | 150㎜ | 白・ファインバブル | ||
KF800JS | 2021年〜 | 白・浄水シャワー | |||
KF800C4 | 2020年〜 | 150㎜ | 白 | 白、本体も白 | |
KF800C4R2 | 240㎜ | ||||
KF800NNC4 | 2020年〜 | 0㎜(真下) |
症状① 切替ハンドルを「止」位置に合わせても水が止まらない。
本体右側の吐水切替ハンドルを「止」位置に合わせても、水がポタポタと止まらない状態です。
原因:水栓内部の切替弁ユニットの消耗
水栓本体内部に、ハンドルと繋がる「切替弁ユニット」という部品があります。水が止まらなくなる原因は、切替弁ユニットの消耗によるものです。
修理をする為には、メーカー純正部品の切替弁ユニットの交換が必要です。
症状② 温度調節ハンドルを回しても、温度が変わらない。
本体左側の温度調節ハンドルを回しても、水の温度が変わらず、冷たいまま・熱いままなど、湯温の調整が効きません。
給湯設備(エコキュート・ガス給湯器・電気温水器など)の異常が無い事を確認しましょう。
・同じ給湯設備を使用している他の水栓(洗面所・キッチンなど)で、お湯が問題なく出る。
原因:水栓本体内部のサーモスタットカートリッジの消耗
水栓からのお湯の温度の調節できない原因は、本体内部に温調ハンドルとつながる部品の「サーモスタットカートリッジ」の消耗が原因です。
修理をする為には、メーカー純正部品のサーモスタットカートリッジの交換が必要です。
修理用部品: 切替弁ユニット、サーモスタットカートリッジ
KVK 切替弁ユニット PZ695A
KVK サーモスタットカートリッジ PZ88F
ハンドル部が破損している場合
交換用切替ハンドル
KVK 切替ハンドルセット(メッキ) ZK1F800G
KVK 切替ハンドルセット(ホワイト) ZK1F800
交換用温調ハンドル
KVK 温調ハンドルセット (メッキ) ZK1T800G2
KVK 温調ハンドルセット (ホワイト) ZK1T800
切替弁ユニット・サーモスタットカートリッジの交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・カッターナイフ、千枚通し など 先端の細い工具
・モンキーレンチ ※切替弁ユニットの交換の場合
・ウォーターポンププライヤー
・温度計 ※サーモスタットカートリッジ交換時のみ
切替弁ユニット交換手順
ハンドル側面の丸いキャップ部分を、先端の細い工具を使い、引き出し、抜き取ります。
キャップを引き抜くと、切替ハンドルも本体から抜き取る事が出来ます。真横に引き抜きましょう。
切替カラーと本体との継ぎ目に、マイナスドライバーなどを差し込み、切替カラーを取り外します。
固定ナットに工具掛け部分が有ります。モンキーレンチで、反時計周りに回し、固定ナットを抜き取ります。
固着している為、ナットが回り難い事が有ります。
切替弁ユニットを本体から抜き取ります。
ウォーターポンププライヤーで掴み、真横に引き抜きます。
<固く抜けない場合>
ハンドルを取付け、ハンドルを引っ張る。または、本体とハンドルとの隙間に工具を入れ込み、てこの原理で切替弁ユニットを引っぱります。
新しい切替弁ユニット(PZ695A)を差し込みます。
本体側と切替弁ユニット側の凹凸部分を合わせましょう。
固定ナット・切替カラー・切替ハンドルを取り外し時と逆の手順で取付け直します。
止水栓(湯・水)を開けて、水が止まる事。シャワー・カランの切替えが出来る事を確認します。
サーモスタットカートリッジ(PZ88F)の交換方法
ハンドル側面のキャップを、隙間から先端の細い工具を差し込み、抜き取ります。
キャップを抜き取り後、温調ハンドルを真横に引き抜きます。
温調カラーと本体の隙間にマイナスドライバーなどを差し込み、真横に引き抜き取り外します。
温調固定ナットをプライヤーを使って回し、取り外します。
サーモスタットカートリッジをプライヤーで掴み、真横に引き出します。
<固く抜き取れない場合>
温調ハンドルを取付け、本体との隙間に工具を入れて、てこの原理でサーモカートリッジを引き出します。
新しいサーモスタットカートリッジと、本体の凹凸部分を合わせて差し込みます。
新しいサーモスタットカートリッジの、芯棒部分(中心・先端)を回さないように注意。
工場出荷時の設定温度(40℃)が変わってしまいます。
取り外し時と逆の手順で取付けます。
温調ハンドルは「40」の部分と本体側のHとCの間の「ー」部分に合わせて差し込みます。
止水栓を開けて、湯・水を出します。
温調ハンドルを40℃の位置にして、出てくるお湯の温度を確認します。
給湯器・温水器のリモコンの給湯温度設定は、50~60℃にしておきます。
<温度調節の方法>
40℃のお湯が出るように、温調カートリッジの先端を回し、調整します。
お湯が40℃になった位置で、温調ハンドルを取付けます。
ハンドルの「40」と「ライン(-)」が合うように取付。
KF800TMCLの水栓本体を交換する場合(後継品・代替品)
KVK 壁付サーモスタット式シャワー水栓 KF800TNNMB
吐水口は、首振りは出来ない固定式になります。
取付脚を交換せずに本体部のみの交換も可能
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