MYM FM244-037【シャワーホース交換・カートリッジ交換】 洗面洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ・水が止まらない>修理方法 ※ナショナル製 洗面化粧台用水栓 CQ711SAZ

MYM FM244-037【シャワーホース交換・カートリッジ交換】 洗面洗髪シャワー水栓<シャワーホースから水漏れ・水が止まらない>修理方法 ※ナショナル製 洗面化粧台用水栓 CQ711SAZ
MYM 洗面洗髪シャワー水栓 FM244-037
ナショナル・パナソニック品番 CQ711SAZ
こちらの水栓金具は、MYM(現・KVK社)のOEM品となります。




ナショナル(現・パナソニック)製 洗面化粧台に使用
洗面化粧台品番:GQW711SDAE など


症状① ジャバラのシャワーホースから水が漏れる。
・水を出していると、洗面台の下や床が水浸しになってしまう。
・洗面台の収納内の奥にある、水受けトレイに水が満杯になっている。
・ジャバラのシャワーホースから水が漏れている。


原因:ジャバラのシャワーホースの経年劣化による水漏れ。
このような引き出し式シャワーの水漏れの症状としては代表的なものです。
ステンレスのジャバラのホース内に、水が直接通過するゴム(樹脂)ホースが入っています。
このゴム(樹脂)ホースが経年劣化によって硬化し、亀裂が入ることで水漏れが発生します。

修理をする為には、メーカー純正のシャワーホース部の交換が必要です。
修理部品:パナソニック シャワーホース CQ853B03K2 ※パナソニック 分解図より
パナソニック シャワーホース CQ853B03K2

パナソニック ワンタッチジョイント CQ773B13Z
症状② レバーを下げても水が止まらない。レバーの下から水が漏れる。
・シングルレバーを下げても水がポタポタと止まらない。
・レバーの下辺りから水が漏れる。
・レバーの動きが重い・固い。

原因:水栓本体内部のバルブカートリッジの消耗
シングルレバーを下げても水が止まらない。レバーの動きが重い・固い原因は、水栓本体内部のバルブカートリッジの消耗によるものです。
症状が進み、バルブカートリッジが破損してしまうと、レバーの下辺りから水漏れが起こったり、水が全く止まらなくなるなどの状態になるケースもあります。

修理をする為には、メーカー純正部品のカートリッジの交換が必要です。
修理部品: KVK セラミックカートリッジ KPS027H-C ※分解図より
KVK セラミックカートリッジ KPS027H-C

シャワーホース交換方法
必要工具
・ウォーターポンププライヤー
・タオル
シャワーホース交換手順

ワンタッチジョイントのスライダー(オレンジ色部分)を下にスライドし、そのままの状態で真下に引っ張ります。


取り外し時に、残り水が出ます。タオルなどを準備しておきましょう。
シャワーホースからワンタッチジョイントを取り外します。
ねじ接合ですので、シャワーホース側をプライヤーで固定し、ワンタッチジョイントを回して取り外します。


こちらもホース内部から残り水がでます。タオルなどの上で作業をしましょう。
ワンタッチジョイントは、一緒に交換をお勧めします。

シャワーヘッドをホルダーにセットした状態で、反時計回りにクルクルと回し、ヘッドを取り外します。


シャワーホースをホルダーから抜き取ります。


新しいシャワーホースをホルダーに通します。

シャワーヘッドを取り外しと逆の手順で取り付け直します。

シャワーホースの先端をプライヤーで固定し、ワンタッチジョイントを接続します。

ホースの先端についたワンタッチジョイントを、水栓本体のシャワープラグに差し込みます。
スライダーを下げた状態にし、そのままプラグに押し込みます。

スライダーが上がり、引っ張っても抜けない事を確認します。

シャワーホースに付属のストッパーを取り付けます。

水を通し、水漏れが無いことを確認します。
また、シャワーホースの出し入れがスムーズに出来ることを確認しましょう。


水受けトレイを取り付けなおす。

完了。
カートリッジ交換方法
必要工具
・カッターナイフ
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・プラスドライバー
・ウォーターポンププライヤー
・モーターレンチ
カートリッジ交換手順
ハンドルの上面のキャップの隙間に、カッターナイフなどの差し込み、取り外します。

続いて、止めネジをプラスドライバーで取り外し、レバーハンドルを抜き取ります。


本体のカバーを真上に抜き取ります。

カートリッジの固定ナットを取り外します。

供回りを防ぐために、水栓本体をプライヤー(またはコーナーレンチなど)で固定します。

上部の固定ナットをモーターレンチで反時計回りに回し、取り外します。


カートリッジを本体から抜き取ります。

場合によっては、バラバラになってしまいますが、破片は残らず取り除きましょう。

カートリッジの固定ナットを取付け、締め込みます。

抵抗が強い場合は、カートリッジが奥まで入り込んでいない可能性があります。
再度、確認をしましょう。
無理に締め込むとカートリッジの破損に繋がります。
取り外し時と逆の手順で取付け直します。


止水栓を開け、正常に動作する事を確認します。

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