TOTO 壁付サーモシャワー水栓 TMGG40E 水漏れ修理 開閉バルブ部の交換方法
TOTO 壁付サーモシャワー水栓 TMGG40E(2012年~)

症状:シャワーまたはカランから、水がポタポタ 止まらない
・シャワーまたはカランから、水がポタポタと止まらない。
・切替レバーを止水位置に合わせても、水が止まらない。
切替レバーを止水位置に合わせても、水が止まらず、シャワー側または、カラン側からポタポタと落ち続けてしまいます。
<追加症状>
・ハンドル切替時に、「カチッ」と音がしなくなった。
切替ハンドル操作時に、シャワー・止水・カランのそれぞれの境目で、「カチッ」と音がしていましたが、全く感覚がなく、境目が分からない状態です。
原因:水栓内部の開閉バルブ部の消耗
このタイプの水栓は、現在もっとも多く普及しておりますが、シャワー・カランからの水漏れが止まらいといった場合、原因は単純なパッキンなどでは無く、内部の「開閉バルブ部」と呼ばれる部品の消耗となります。
症状が現れる年数は、早ければ6、7年で、使用頻度などによって異なります。
<追加症状の原因>
レバーハンドルの切替の音・感覚が無い場合は、「スペーサー」と呼ばれる部品の交換も併せて必要になります。
使用部品 TOTO 開閉バルブ部 TH577 、スペーサー THA1-6
TOTO 開閉バルブ部 TH577
スペーサー THA1-6 ※必要な場合

補足:その他修理部品 温度調節ユニット ※サーモ不良の場合
開閉バルブ部交換 作業手順
必要工具
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・カッターナイフ または 先端の細い工具
・モーターレンチ
・ウォーターポンププライヤー
手順
水栓の取付脚部分でマイナスドライバーを使い、止水します。(水・湯)

ハンドル側面に化粧キャップで止めネジが隠れていますので、緩めて外します。
化粧キャップはカッターナイフの先など、先の細いもので、取る事が出来ます。


止めネジを外せば、レバーハンドルが真横に抜き取れます。

次に、樹脂のリング状の部品、2点を取り外し。

続いて、フクロナットをモーターレンチなどの開口の大きい工具で、取り外します。

ナットを外したら、「スペーサー」(白い樹脂の部品)、「開閉バルブ部」の順に取り外します。
開閉バルブ部は、真横に引き抜くだけですが、固着している事が多く、抜けにくいので、プライヤーなどの工具でしっかりと掴んで引き抜きましょう。
※急に、抜けた勢いで転んだり、壁に手をぶつけたりしない様に注意して下さい。



固定ナットの締め込み、リング部品の取付を行います。
レバーハンドルの差し込みは、お互いの向きがありますので、注意して下さい。
向きを合わせないと、奥まで差し込みが出来ません。



止水栓を開けて、レバーハンドルの位置通りに水が出るか確認をしましょう。

作業難易度(5段階)
作業難易度は、 「3」 です。
部品の取付向きがとても重要になります。しっかりと確認をして作業しましょう。
取替用水栓(後継品) TOTO TBV03401J
TOTO 壁付サーモ・シャワー水栓 TBV03401J
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