TOTO SH31BA 手洗い付ロータンク 水が止まらない・水が流れない 修理方法(ボールタップ・排水弁交換手順) ※手洗い無し SH30BAも対象
TOTO 手洗い付ロータンク SH31BA(2004年~ )
※便器 CS20B ・ CS20BM(リモデル便器) など

手洗い無しロータンク SH30BAも対象
TOTO 手洗い無ロータンク SH30BA(2004年~ )
こちらも修理部品は同じです。
症状①トイレが流せない
トイレが流せない
洗浄レバーを操作しても、空回りしている状態で、何も反応がありません。
原因: 排水弁と洗浄ハンドルを結ぶ鎖が切れている(排水弁の消耗)
タンク内の水を排水する為の排水部、それを引き上げる鎖が切れてしまっている。
この鎖は、排水弁の一部になる為、排水弁の取替えが必要になります。


症状②タンクの水が溜まらない・溜まるのが遅い、 水が止まらない
トイレを流した後に、タンクに水が溜まるのが遅く、時間がかかる状態です。
また、水が満タンになっても水が止まらず、ずっとチョロチョロと流れ続けてしまいます。

水漏れが続くことによって、水道料金が大幅に増えることも
この様な少量の水漏れでも、24時間、水が漏れ続けるというのは、水道の使用量にも大きく関わってきます。
いつもよりも、水道料金が1万円以上増えてしまった。という事も珍しくありません。
放置しておいても、水漏れは直る事はありません。逆に悪くなる一方ですので、早めの対処が必要です。
原因: ボールタップの消耗
ロータンクの給水を制御しているボールタップの消耗により、給水が遅い、給水が止まらないなどの不具合が起こっています。
ボールタップ・排水弁は、セット交換が基本
ロータンクの主要部品であるボールタップと排水弁は、同時交換が基本です。
この2点の部品は、どちらかが正常に作動しなくても、水が止まらなくなります。
理由は、先に述べた通り、どちらも正常に作動しなくては、「水が止まらない」状態が発生してしまう為です。
ボールタップの動作は、タンクの水位の変化によって機能する為、タンク内に水を留めておく役割を果たす排水弁が消耗していても、ボールタップは正常に作動しません。
排水弁の消耗により、
①タンク内の水が抜けて減っていく
⇩
②ボールタップが給水を始める
⇩
➂水が溜まり給水がストップする
⇩
①へ戻る
このサイクルを繰り返してしまう為、同じ様に「ボールタップの水が止まらない」状態になります。
取替用部品:ボールタップ・排水弁
TOTO 立型ボールタップ HH06005RZ

TOTO 排水弁 HH080008Z

ボールタップ・排水弁 取替え手順
ボールタップ(HH06005RZ)・排水弁(HH08008Z)の取替え方法は、リンク先をご参照ください。
ほぼ、同様の取替え手順となります。








取替え完了


その他修理部品:レバーハンドル、密結パッキン
レバーハンドルが破損した場合
TOTO レバーハンドル HH0703R
便器とタンクの接続部の水漏れの場合
TOTO 密結パッキン HH08007R

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