TOTO TL380B 洗面シングルレバー・シャワー水栓 シャワーホースの水漏れ修理方法(シャワーホース交換手順)※TL380Aも対象
TOTO 洗面シングルレバー・シャワー水栓 TL380B(2002-2003年)
※洗面化粧台 TOTO 新コンポーネント・Jシリーズ


症状:シャワーホースから水が漏れる
水栓を使用すると、洗面台下の収納内に見えるシャワーホースから水漏れがしています。
水受けの容器が下にセットされていますが、水がすぐに溜まってしまう状態です。
この水受け容器は、通常使用でもシャワーホースに水が伝っていくことがありますので、それを受ける為のものになります。
しかし、シャワーホースから水漏れが発生すると、容器では受けきれず、外に溢れてしまいます。


原因:シャワーホースの劣化
この様な引き出し式のシャワーホースは、年数が経過すると金属ジャバラホースの内部に通るゴムホースが劣化し、穴が開いたり、亀裂が入ったりして水漏れを起こすようになります。
こちらの修理には、シャワーホースの交換が必要になります。
取替用部品 TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R、ホース継手 TH5G0283
TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R
※同時に交換をお勧めします。
TOTO ホース継手 TH5G0283

フレキシブルホース(TOTO TH501-3R)交換方法
必要工具
・六角棒レンチ (2.5mm)
・モンキーレンチ 2本
フレキシブルホース(TOTO TH501-3R)交換手順
シャワーヘッドの下面に固定ネジが見えるので、六角棒レンチ(2.5mm)で回し緩め、シャワーヘッドをホースから引き抜きます。


ホースの出ている根本部分に、工具をかけられる箇所があるので、工具で反時計回しに緩め、取り外します。


シャワーホースの接続継手があります。
青い部分を押し込む事でロックが解除されますので、その状態でホース継手を真下に引き抜きます。


続いてシャワーホースからホース継手を取り外します。(全てネジ接合です。)

ホースの途中にあるストッパーも一旦取り外します。

この状態でシャワーホースを水栓の上側から抜き取ります。



シャワーヘッドを再度差し込み、固定ネジを締め、抜けない様にします。
入り込みが浅いと、水漏れしたり、水圧でシャワーヘッドが抜けたりします。



シャワーホースの先端に、フィルター継手部(再利用)と、ホース継手(交換品)を接続します。
接続部には付属のパッキンを入れます。

締め込みは工具をつかってしっかりと行います。



水栓の接続部に、ホース継手を差し込みます。
しっかりと奥まで差し込み、引っ張っても抜けない事を必ず確認して下さい。
差し込みが浅い場合、水圧で継手が抜けたり、水漏れを起こします。


水を通し、接続部などから水漏れが無いか確認しましょう。
また、シャワーホースがスムーズに出し入れできるかも確認します。

修理完了

TOTO TL380B の取替え用水栓
メーカー推奨の取替え用水栓はありません。
他社製の取替え用水栓(候補)
KVK シングル洗髪シャワー(18°傾斜取付タイプ) KM8029TN
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