TOTO TL380B【シャワーホース交換・カートリッジ交換】 洗面シングルレバー式シャワー水栓 シャワーホースの水漏れ修理方法 ※TL380Aも対象

TOTO TL380B【シャワーホース交換・カートリッジ交換】 洗面シングルレバー式シャワー水栓 シャワーホースの水漏れ修理方法 ※TL380Aも対象
TOTO 洗面シングルレバー・シャワー水栓 TL380B(2002-2003年)
※洗面化粧台 TOTO 新コンポーネント・Jシリーズ


類似品番も対象:TL380RB、TL380BSB、TL380NB
品番 | 生産期間 | フィルター継手部の有無 |
---|---|---|
TL380B | 2002-2003年 | 有り |
TL380RB | 2003-2005年 | 有り |
TL380SB | 2005-2009年 | 有り |
TL380NB | 2007-2013年 | 無し |
症状① シャワーホースから水が漏れる
水栓を使用すると、洗面台下の収納内に見えるシャワーホースから水漏れがしています。
水受けの容器が下にセットされていますが、水がすぐに溜まってしまう状態です。
この水受け容器は、通常使用でもシャワーホースに水が伝っていくことがありますので、それを受ける為のものになります。
しかし、シャワーホースから水漏れが発生すると、容器では受けきれず、外に溢れてしまいます。


原因:シャワーホースの劣化
この様な引き出し式のシャワーホースは、年数が経過すると金属ジャバラホースの内部に通るゴムホースが劣化し、穴が開いたり、亀裂が入ったりして水漏れを起こすようになります。
こちらの修理には、シャワーホースの交換が必要になります。
取替用部品 TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R、ホース継手 TH5G0283 ※TOTO分解図より
TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R
TOTO ホース継手 TH5G0283 ※同時に交換をお勧めします。

症状② レバーを下げても水が止まらない。
・シングルレバーのハンドルを下げても、水が完全に止まらない。
・レバーハンドルの動きが重く、操作がしづらい。
原因:水栓内部のバルブカートリッジの消耗
シングルレバーの水の止まりが悪くなる原因は、水栓内部のカートリッジの消耗によるものです。同時にレバーハンドルの動きが重くなり、操作がしづらくなるのも特徴です。

修理部品:TOTO シングルバルブ部(カートリッジ) THY582N ※TOTO 分解図より
TOTO シングルバルブ部 THY582N

フレキシブルホース(TOTO TH501-3R)交換方法
必要工具
・六角棒レンチ (2.5mm)
・モンキーレンチ 2本
フレキシブルホース(TOTO TH501-3R)交換手順
シャワーヘッドの下面に固定ネジが見えるので、六角棒レンチ(2.5mm)で回し緩め、シャワーヘッドをホースから引き抜きます。


ホースの出ている根本部分に、工具をかけられる箇所があるので、工具で反時計回しに緩め、取り外します。


シャワーホースの接続継手があります。
青い部分を押し込む事でロックが解除されますので、その状態でホース継手を真下に引き抜きます。


続いてシャワーホースからホース継手を取り外します。(全てネジ接合です。)

ホースの途中にあるストッパーも一旦取り外します。

この状態でシャワーホースを水栓の上側から抜き取ります。



シャワーヘッドを再度差し込み、固定ネジを締め、抜けない様にします。
入り込みが浅いと、水漏れしたり、水圧でシャワーヘッドが抜けたりします。



シャワーホースの先端に、フィルター継手部(再利用)と、ホース継手(交換品)を接続します。
接続部には付属のパッキンを入れます。

締め込みは工具をつかってしっかりと行います。



水栓の接続部に、ホース継手を差し込みます。
しっかりと奥まで差し込み、引っ張っても抜けない事を必ず確認して下さい。
差し込みが浅い場合、水圧で継手が抜けたり、水漏れを起こします。


水を通し、接続部などから水漏れが無いか確認しましょう。
また、シャワーホースがスムーズに出し入れできるかも確認します。

修理完了

TOTO TL380B の取替え用水栓
他社製の取替え用水栓(候補)
KVK シングル洗髪シャワー(18°傾斜取付タイプ) KM8029TN
シングルレバー側の取付穴径がΦ45㎜の為、穴径変換アダプターが必要です。
KVK カウンター穴径変換アダプター PZ36-45-48
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