TOTO TMG46CX【開閉バルブ部・温調ユニット交換方法、本体後継品】台付サーモ・シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が効かない。>修理方法 ※TOTO ユニットバス水栓

TOTO TMG46CX【開閉バルブ部・温調ユニット交換方法、本体後継品】台付サーモ・シャワー水栓<水が止まらない。温度調節が効かない。>修理方法 ※TOTO ユニットバス水栓
TOTO 台付サーモスタット式シャワー水栓 TMG46CX(2000-2004年)
シリーズ名:Gシリーズ


類似品番も対象:TMG46CKX、TMG46WX、TMG46WKX、TMG46C1、TMG46C1KX、TKM46C1X、TMG46C1Z、TMG46W1X、TMG46W1KX、TMG46CY1X、TMG46CY1KX、TMG46D1X、TMG46D1KX、TMG46W1、TMG46W1Z
<比較表>
品番 | 生産時期 | 吐水パイプ長さ | シャワーヘッド | 取付穴寸法 | その他、特徴 |
---|---|---|---|---|---|
TMG46CX | 2000-2004年 | 260㎜ | ノーマル | 120㎜ | |
TMG46CKX | 2000-2006年 | 寒冷地用 | |||
TMG46WX | 2000-2003年 | クリック | |||
TMG46WKX | 寒冷地用 | ||||
TMG46C1 | 2012-2013年 | ノーマル | 85・100~102・120㎜ | ||
TMG46C1KX | 1999-2013年 | 寒冷地用 | |||
TMG46C1X | 1999-2013年 | ||||
TMG46C1Z | 2012-2013年 | 寒冷地用 | |||
TMG46W1X | 1999-2013年 | クリック | |||
TMG46W1KX | 1999-2013年 | 寒冷地用 | |||
TMG46CY1X | 2000-2009年 | ノーマル | |||
TMG46CY1KX | 寒冷地用 | ||||
TMG46D1X | 1999-2003年 | 3モード | |||
TMG46D1KX | 1999-2005年 | 寒冷地用 | |||
TMG46W1 | 2012-2013年 | クリック | ※注 | ||
TMG46W1Z | 寒冷地用※注 |
症状① 水が止まらない。カチッという切替音がしない。

・「止」位置に合わせても水が止まらず、シャワー・カランのどちらかから水が出続けてしまう。
・切替時の「カチッ」という音・感覚がしない。
原因:ハンドル内部の開閉バルブ部の消耗。スペーサーのバネの破損
切替ハンドルによって水が止まらなくなる原因は、切替ハンドルとつながる本体内部の「開閉バルブ部」の消耗によるものです。
こちらは場合によって、切替ハンドルがきかなくなり、水が出ないなどの状態になる事もあります。
切替時の「カチッ」という音・感覚が無くなる原因は、「スペーサー」と呼ばれる部品の金属バネが破損している事が関係しています。

症状② 温度調節が効かない。お湯が熱い・温い。
温調ハンドルを回しても、お湯の温度が変わらず、ずっと熱い・温いままの状態です。
水栓のストレーナーの詰まりや、給湯設備(ガス給湯器・エコキュート・電気温水器)に異常がある場合もあります。自薦に確認しましょう。


原因:温度調節ユニットの故障
給湯設備側に問題が無く、水栓での温度調節が効かない原因は、本体内部の温度調節ユニット(サーモユニット)の故障によるものです。
修理用部品:開閉バルブ部・切替ハンドル部(スペーサー含む)、温度調節ユニット ※TOTO分解図より
TOTO 開閉バルブ部 TH577

TOTO 切替ハンドル部(スペーサー含む) THA1-2
※スペーサーとセット

TOTO スペーサー THA1-6
TOTO ハンドル部 TH32379R
TOTO 温度調節ユニット TH576S
温度調節ユニット(TH576S)の交換方法

開閉バルブ部、切替ハンドル部交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・ウォーターポンププライヤー
開閉バルブ部、切替ハンドル部(スペーサー含む)の交換手順
こちらの水栓は、水を止める部分が無い為、水道メーターなどの大元のバルブを閉め、水・湯を止めます。
切替ハンドルは、真横に強く引っ張る事で取り外しが出来ます。継ぎ目部分にマイナスドライバーを差し込み引き抜きましょう。


インデックス(シャワー・カランの絵文字表記部分)も同様に、真横に引き抜きます。

インデックスは本体に突起部分が差し込んで有る為、回さないように注意して下さい。(破損します)

固定ナットのギザギザ部分をプライヤーで掴み、回して取り外します。



スペーサーも真横に引き抜く事で取り外しが出来ます。
本体正面から見える凹凸部分にマイナスドライバーを差し込み、上手く引き抜きましょう。

開閉バルブ部も、軸部分をプライヤーで掴み、真横に強い力で引き抜きます。
思い切り引っ張ると、開閉バルブが急に抜けて、周囲に身体や工具などをぶつけてしまう事があります。
プライヤーで軸の根本を掴み、本体に工具の一部を当てながら、「てこの原理」で引き抜くと、危険が少なく抜き取る事が出来ます。




新しい開閉バルブ部(TH577)と、スペーサーを、凹凸部分を合わせて組み合わせます。


組み合わせた開閉バルブ部・スペーサーを本体に差し込みます。
こちらも本体とスペーサーの凹凸部分を合わせて、奥まで挿入しましょう。


固定ナット・インデックスを取り外し時と逆の手順で取付け直します。


切替ハンドルの内側の形状と本体側の形状が合う向きで、取付けます。
開閉バルブ部の軸部分は先端が一部、平らになっている箇所が有ります。プライヤーなどで回し、平らな部分が真上に向くようにしてください。
これを行わないと、ハンドル側の差し込み部分と形状が合わず、奥まで差し込む事が出来ません。



水道の元栓を開け、水漏れの有無の確認
切替ハンドルが正常に作動するかを確認。
完了

本体取替用水栓(後継品・代替品)
TMJ46CXの取付穴径・芯々寸法は、Φ25㎜ 、芯々 120㎜ です。
TOTO 台付サーモスタット混合水栓(取替え兼用) TBV03423J1
取付穴芯々 85、100〜102、120㎜ 対応

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