TOTO TMJ40CX【開閉バルブ部交換、本体後継品・代替品情報】(部品供給終了品) 壁付サーモスタット・シャワー水栓 <水が止まらない>修理方法
TOTO TMJ40CX【開閉バルブ部交換、本体後継品・代替品情報】(部品供給終了品) 壁付サーモスタット・シャワー水栓 <水が止まらない>修理方法
TOTO 壁付サーモスタット・シャワー水栓 TMJ40CX(1995-2000年)
類似品有り 修理部品が異なるので注意
TOTO TMJ40CRX(2000~2005年)
<相違点>
・吐水パイプの接続部の形状違い - TMJ40CRXは、ナット式接続
・シャワーエルボの違い - TMJ40CRXは、金属製
症状① 切替ハンドルを止水位置に合わせても水が止まらない。
切替ハンドルを止水位置に合わせても、水がポタポタと止まらない。
また、シャワーを出しているとカラン側からも水が出てきてしまう。(逆も有り)
原因:水栓内部の開閉バルブ部の消耗
本体内部の「開閉バルブ部」の消耗が原因です。
これは経年劣化によるもので、使用年数が10年近くを過ぎると発生するものです。
修理をする為には、「開閉バルブ部」の交換が必要です。
症状② 温度調節が効かない。
温度調節ハンドルを回しても、お湯の温度が変わらない。(ずっと熱い、ずっと冷たい)
原因:温度調節ユニット(サーモユニット)の故障
給湯設備に問題が無く、水栓本体のストレーナー詰まりなどの異常が無ければ、本体内部の温度調節ユニット(サーモユニット)の故障が原因となります。
修理をする為には、「温度調節ユニット」の交換が必要です。
修理部品:TOTO 開閉バルブ部 TH577-1 、 温度調節ユニット TH576S
製造メーカーのTOTOでは、TMJ40CXの修理部品は供給終了という扱いになっています。
開閉バルブ部、温度調節ユニットなどは、現在も生産されていますが、その他の修理部品は廃盤となっているものが多数あります。
特に、スパウト部の付け根からの水漏れ・外れなどは、部品の供給が無い為、修理は不可能です。
基本的には、本体の交換をお勧めします。
TOTO 開閉バルブ部(ハンドル付) TH577-1
TOTO 温度調節ユニット部 TH576S
開閉バルブ部(ハンドル付)TH577-1 の交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・ウォーターポンププライヤー
開閉バルブ部の交換手順
水栓の取付脚にある止水栓をマイナスドライバーで閉め、水・湯を止めます。
切替ハンドルは、真横に強く引っ張る事で取り外しが出来ます。
隙間にマイナスドライバーなどを差し込みながら、手で引っ張ります。
インデックスは、切れ込みから広げる事が出来るので、広げて取り外します。
固定ナットをウォーターポンププライヤーで挟み、回して取り外します。
スペーサーは真横に引き抜く事で取り外しが出来ます。
切替ハンドルの切替時の「カチッ」っという音・感覚が無い場合はスペーサーの金属バネが破損している事があります。(交換部品は有りません。)
開閉バルブ部をウォーターポンププライヤーで掴み、真横に強く引っ張り抜き取ります。
なかなか抜けにくいですが、軸部分を回しても意味は有りません。真横に引っ張るのみです。
急に抜けた勢いで、周辺に工具などをぶつけない様に注意して下さい。
新しい開閉バルブ部を本体に差し込みます。
開閉バルブ部の凹部分が真上にくる状態で差し込んで下さい。
向きが間違っていると、正常に動作しないよ。
取り外し時と逆の手順で、スペーサー、固定ナット、インデックスを取付けて行きます。
ハンドル部を取付ける前に、本体側の開閉バルブ部の軸の先端の向きを合わせます。
先端に一部平らな部分があるので、その部分が上にくるように軸を回して調節します。
軸の先端の向きがハンドルと合わないと、奥まで差し込めないよ。
続いて、ハンドル部も取付向きに注意して、差し込みます。
止水栓を開けて、動作確認をします。
切替ハンドルの位置通りに水が止まらない。シャワー・カランが出ない場合は開閉バルブ部の取付向きが間違っています。
もう一度分解し、向きを確認して取付け直しましょう。
修理完了
作業難易度(5段階)・注意点
作業難易度は「2」です。
必要工具も少なく、作業手順通りに行えば大変な作業箇所は無いと思います。
注意点
・止水栓は確実に閉め、止まっている事をしっかりと確認する事。(止まっていないと水・湯が噴き出します)
・開閉バルブ部の取付向き、ハンドルの取付向きをしっかりと確認をする事。誤作動の原因となります。
水栓本体を交換する場合(後継品・代替品)
TOTO 壁付サーモスタット・シャワー水栓 TBV03401J1
TOTO TBV03401J1 工事費込みセット(商品+基本工事)
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