TOTO S670B(S670S)【ボールタップ・フロートバルブ交換】 トイレ隅付ロータンク 水漏れ修理方法※他、修理部品の記載有り
こちらのページでは、TOTO トイレタンク S670B(S670S) の水が止まらない場合の修理方法(ボールタップ・フロートバルブの品番、交換手順)の解説をしています。
TOTO S670B(S670S)【ボールタップ・フロートバルブ交換】 トイレ隅付ロータンク 水漏れ修理方法※他、修理部品の記載有り
TOTO 防露式手洗付隅付ロータンク S670B (1971-2008年)
※便器部分は、和式・洋式 どちらもあります。
防露無しタイプ S670S
TOTO 手洗付隅付ロータンク S670S(1972-2007年)
防露無し - タンクの内側に結露防止の発砲スチロールが張られてないもの
手洗い無し S570B、S570S も対象
品番 | 生産時期 | 防露(結露防止材) |
S570B | 1975年~ | 有り |
S570S | 1977-2007年 | 無し |
症状:タンクの中の水が止まらない・便器に水がずっと流れている
トイレを流した後、タンクに水がいっぱいになっても水が止まらない。
タンク内に溜まりすぎ、溢れた水が、便器内に流れ込んでいます。
原因:タンク内の部品(ボールタップ・フロートバルブ)の劣化
ボールタップ・フロートバルブの劣化
トイレロータンク内部の部品の消耗による、止水不良が起きています。
タンクの水が満タンになっても水が止まらない。→ ボールタップが正常な機能を果たしていません。
タンクの水が抜けて減ってしまう。→ フロートバルブが消耗し、機能を果たしていません。
取替え用部品部品 : ボールタップ、フロートバルブ
手洗い付(S670)の場合
TOTO ボールタップ THYS2A
TOTO フロートバルブ THY416R
手洗い無しタンク(S570)の場合
TOTO ボールタップ THYS1A
フロートバルブは同じです。(THY416R)
他、修理部品 : レバーハンドル
レバーハンドルの動きが悪い、破損している場合
TOTO レバーハンドル THY425-1R
ボールタップ・フロートバルブの交換手順
必要工具
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・モンキーレンチ
手順
タンクの水を流し、中を空の状態にします。
給水管からの接続部分の袋ナットを工具を使って取り外します。
続いて、ボールタップの固定ナットを工具を使って緩めて取り外し、ボールタップをタンク内側から抜き取ります。
レバーハンドルに繋がる鎖をフック部分から取り外します。
続いて、フロート弁にかかっているフロートバルブを取り外します。
フロートバルブを触る時は、ゴム手袋などをしていないと、手が真っ黒になります。
ボールタップ(THYS2A)は、他品番にも対応するものですので、施工説明書を読み、必要な場合は組み換えが必要になります。
こちらも、取り外しの時と逆手順で取付をしていきます。
接続部のパッキンは付属のものと交換ししましょう。
止水栓を開けて、タンク内に水を給水します。
この時に、手洗い管(ジャバラの管)から水が出ますので、手で持ってタンク内に向けておきましょう。
水が溜まり、止まる水位を確認します。
規定の水位は、オーバーフロー管に印があるラインの位置です。
止水水位の調整をする場合は、ボールタップのダイヤル部分で調整が可能です。
取替え完了
作業後のチェックポイント
・給水の接続部分に水漏れが無いか。
・正常な水位で水が止まるか。(調整可能)
・大・小 洗浄が適切に流れるか。
TOTO ボールタップ THYS2A (手洗い付き)
TOTO ボールタップ THYS1A (手洗い無し)
TOTO フロートバルブ THY416R
TOTO レバーハンドル THY425-1R
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