TOTO S791B 【ボールタップ・排水バルブ部交換】 トイレロータンク水漏れ修理方法※SZ729B、S790Bも対象
TOTO S791B 【ボールタップ・排水バルブ部交換】 トイレロータンク水漏れ修理方法※SZ729B、S790Bも対象
TOTO 手洗い付ロータンク S791B (1994-2002年)
類似品:SZ729B(住宅会社向け品)、SZ177Bも同様
TOTO 手洗い付ロータンク SZ729B(1993-2005年)
※外観・内部 ほぼ同様の作りです。
TOTO 手洗い付ロータンク SZ177B
タンクの形状が異なりますが、内部の作りは、ほぼ同じです。
S790B は手洗い無し
TOTO 手洗い無ロータンク S790B (1994-2002年)
症状:タンク内の水が止まらない。タンクの中で水の流れる音がする
タンク内の水が止まらない。タンクの中で水の流れる音がする
トイレを使用後、タンクの給水がいつまでも止まらずに、出続けてしまいます。
少量の水漏れでも、水道料金が大幅に上がることも
水漏れが続くことで、水道料金が1万円以上が上がってしまうという事も、珍しくありません。
その他、ロータンクの下から水漏れの場合
トイレを流すと、タンクの下から水漏れする場合の修理方法(密結パッキンの交換)
リンク先をご参照ください。
原因:ロータンク内部品の消耗(ボールタップ・排水弁バルブ部)
水が止まらない原因は、ロータンク内部の部品の消耗です。
「水が止まらない」にも2通りが有ります。
「水が溜まっているのに止まらない」
タンク内の水位が一定まで達すれば、通常は水が止まりますが、ボールタップが故障してしまうと、
いつまでたっても水が給水され続け「水が止まらない」状態になります。
「水がいつまでたっても溜まらずに止まらない」
ボールタップの故障とは違い、タンク内の水が、タンク底の排水弁の消耗により、減り続けてしまう事で、水が溜まることが出来ません。
それにより、減った水はいつまでも給水され続けてしまい、「水が止まらない」状態になります。
ロータンクの主要部品であるボールタップと排水弁部品は、同時交換が基本です。
修理部品: ボールタップ・排水弁バルブ部
S791B(手洗い有)、SZ729B(手洗い有)の場合
TOTO ボールタップ THYS6A
排水弁バルブ部 THY444-6R
S790B 手洗い無し の場合の修理部品 ボールタップ
ボールタップのみ品番が変わります。
TOTO ボールタップ THYS5A
排水弁バルブ部 THY444-6R
<補足>その他の修理部品: 密結パッキン、レバーハンドル
タンクと便器の隙間からの水漏れ
TOTO 密結パッキン TH91540E
レバーハンドルの破損の場合
TOTO レバーハンドル HH07146R
ボールタップ・排水弁バルブ部の交換手順
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・ゴム手袋
まず、ロータンクの給水管のフクロナットを工具で緩めて取り外します。
給水管がフレキ管による接続になっている事もあります。
続いて、ボールタップの固定ナットを取り外し、ボールタップをタンクの内側から抜き取ります。
レバーにかかっている鎖(2箇所)をフック部分から取り外します。
つづいて、排水弁バルブ部と、排水弁本体とのつなぎの部分を上に引き抜き、取り外します。
こちらも、取り外しと逆手順での取付が基本となります。
ボールタップ(THYS4A・3A)の接続部には、ストレーナー(フィルター)が使用されています。
しかし、給水管がフレキ管で接続されている場合は、ストレーナーは使用出来ませんので、平パッキンのみ交換しましょう。
補給水管(ゴムホース)は確実に、オバーフロー管に接続します。
止水栓を開け、ボールタップ・排水弁が正常に作動するか確認します。
止水栓を開ける際は、手洗い管(ジャバラホース)から水が噴き出ますので、手で持ちタンクの内側に向けておきます。
止水栓・給水管まわりに水漏れが無いか確認します。
⑦フタを取付け、作業完了
手洗い管を、タンクふたの手洗い金具部分に接続します。
使用部品
S791B(手洗い有)、SZ729B(手洗い有)の場合
TOTO ボールタップ THYS6A
排水弁バルブ部 THY444-6R
S790B(手洗い無)の場合(ボールタップのみ品番が変わります。)
TOTO ボールタップ THYS5A
排水弁バルブ部 THY444-6R
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