TOTO SH221BAS【ボールタップ・制御筒ユニット交換】 手洗い付ロータンク <タンクの水が止まらない>修理方法 ※SH220BAS(手洗い無し)
TOTO SH221BAS【ボールタップ・制御筒ユニット交換】 手洗い付ロータンク <タンクの水が止まらない>修理方法 ※SH220BAS(手洗い無し)
TOTO 手洗い付ロータンク SH221BAS(2012-2014年)
※ピュアレストQRシリーズ 洗浄水量 大 4.8ℓ ・小 3.6ℓ
SH220BAS 手洗い無し も対象
TOTO 手洗い無ロータンク SH220BAS(2012-2014年)
症状:タンクの水が止まらない
トイレを流した後、タンク内に水が溜まってもいつまでも給水が続き、流れ続けてしまう状態です。
(止まったり、止まらなかったりという状態も有り)
原因:ロータンク内部部品の消耗 (ボールタップ・排水弁制御筒ユニット)
タンク内の給水・排水を制御する部品「ボールタップ」「排水弁」の消耗が原因です。
交換用部品:ボールタップ、制御筒ユニット(排水弁)※注意点有り
TOTO 立形ロータンク用ボールタップ HH06028RR
TOTO 制御筒ユニット HH11071N
注意点有り :こちらの制御筒は、タンクの生産時期によって形状が異なります。
発売時期 | 品番 | 制御筒ユニットの交換の可否 | |
初期タイプ | 2010/08~2012/01 | SH220BA、SH221BA | ✖(排水弁ユニットでの交換※TOTOメンテナンスへ依頼) |
中期タイプ | 2012/02~2014/11 | SH220BAS、SH221BAS | 〇 HH11071N |
後期タイプ | 2014/08~2017/07 | SH230BA、SH231BA | 〇 HH11293 |
上記のタンク品番でも、以前に内部部品や、内部樹脂タンク一式交換を行っている場合は、形状が異なります。
ボールタップ、制御筒ユニット交換方法
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
ボールタップ交換手順
止水栓(またはウォシュレットの分岐金具)につながる、ロータンクからの給水ホースを、接続部分で取り外します。
取外し前に、切替レバー(オレンジ色)のつまみの向きを確認します。
これは、新しいボールタップの交換後に、同じ状態にする必要がある為です。
つまみが上向き = 補給水無し
つまみが下向き = 補給水有り
タンク内後ろ側の分岐管を、ホルダーから取り外します。
分岐管には、黒いゴムホースが2本接続されています。
下のホース、横のホースをそれぞれ抜き取ります。
取り外した分岐管は、再利用する為、紛失しない様に注意しましょう。
ボールタップは、タンクにフックで固定されています。
2箇所のフックを外側に倒し、その状態のままボールタップを真上に抜き取ります。
①ボールタップのタンクの取付位置の確認。
ボールタップのタンクがどの位置で固定されているか確認する事。(画像は標準位置)
②ボールタップの浮玉の取付位置を確認する。
ボールタップの浮玉が、どの位置に取り付けられているか確認する。(画像は標準位置)
この2点は、新しいボールタップも同じ位置に合わせて、取付けます。
(標準位置の場合は、そのまま)
便器洗浄の水量に関連しています。
ボールタップのタンク、浮玉の取付位置を確認しましょう。
取外したボールタップと同じになるようにする。
ロックが掛かった事をしっかりと確認する。
分岐管(再利用)を取付け直します。
黒いゴムホースは、しっかり奥まで差し込みましょう。
ホース2箇所を接続後、分岐管をタンクのホルダーにはめ込みます。
給水ホースを止水栓または、ウォシュレットの分岐金具に接続します。
制御筒ユニットの交換手順
レバーハンドルとジョイントユニットを止めている「ピン」を抜き取ります。(紛失しない様に注意)
固定ナットを工具または手で緩めて、レバーハンドルをタンクの外側に抜き取ります。
カバー(黒)を取り外します。
ジョイントユニットの左側先端をつまみながら、右に抜き取ります。
玉鎖2本(大洗浄・小洗浄)を取り外します。
制御筒ユニットを手で掴み、反時計回りに少し回転させると、ロックが外れます。
そのまま、真上に制御筒ユニットを抜き取りましょう。
取り外した制御筒ユニットの側面に、赤い切替弁がついています。これが上がっているか、下がっているかを確認し、取替えする新しい制御筒ユニットも同様の位置に合わせてください。(通常は上がっている)
※これは、タンクの洗浄水量を変更する際に操作する部分になります。
新しい制御筒ユニットを差し込み、取外し時とは逆向き(右回り)に回転させてロックします。
玉鎖(2本)を接続します。
玉鎖は3玉余らせてつなぐ事で、丁度よい鎖の張り具合になります。
ジョイントユニットをタンク中央の排水レバーユニットに通します。
カバー(黒)を取付け直します。
レバーハンドルをタンク外側から差し込み、ジョイントユニットとピンで固定し、ナットで固定します。
止水栓を開けて通水し、タンクに水を溜めます。
この時に、手洗い用の水が噴き出てきてしまうので、指でしっかりと押さえておきます。
水がしっかりと止まる事を確認したら、フタを取付けましょう。
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