TOTO SH91BA(SH90BA)【ダイヤフラム・排水弁交換】 ロータンク修理方法
TOTO SH91BA(SH90BA)【ダイヤフラム・排水弁交換】 ロータンク修理方法
TOTO 手洗い付ロータンク SH91BA (1999-2004年)
※便器 CS80B(M)
症状
・タンク内の水が止まらない。
・タンク内から「シューシュー」と音を立てて水が吹いている。
・タンクに水が溜まるのに時間がかかる。
原因
一見、何かが詰まって水の出が悪くなっている様に見えますが、この様な場合、ボールタップのバルブ部分の「ダイヤフラム」という部品の劣化により、給水の開栓・閉栓が上手く出来なくなります。
※フィルターの詰まりで、水の出が悪くなる事もあります。
また、ロータンクの消耗部品として、タンク内の水の排水をする「排水弁」があります。
正常な状態では、タンクに溜まった水を留めておくのが役割ですが、劣化することで、「タンク内水が抜けて行ってしまう」という症状がでます。
また、洗浄レバーに繋がる鎖も劣化して切れやすいので、「排水弁」も10年以上使用している場合は、一緒に交換をした方が良い部品です。
取替用部品 ※SH90BAの場合も同様
TOTO ダイヤフラム部 TH405S
TOTO 排水弁 HH08008Z
ボールタップを交換する場合
TOTO 立型ロータンク用ボールタップ HH06005RZ
ダイヤフラム部・排水弁 取替え方法
必要工具
・マイナスドライバー
・ラジオペンチ
取替え手順
ボールタップの浮き玉部分を取り外します。接続部分の根本をラジオペンチなどでつかみ、先を狭める事で取り外しが出来ます。(再利用します)
反時計回りに回すことで取り外せます。(再利用します)
ダイヤフラム部は上に持ち上げるだけで外れます。
洗浄レバーの固定用ピンを上に引き抜き、羽根状の部品をバーから引き抜きます。
排水弁本体は、根本をつかみ、真上に引き抜くことで取り外しが出来ます。
ここから新しい排水弁、ダイヤフラム部の取付
取り外しの時と逆手順で、新しい排水弁をはめ込みます。
排水弁に付属の羽根状の部品をレバーに取付け、2本の鎖を正しい位置に繋ぎます。
鎖は張りすぎず、すこしたるむ程度の余裕を持たせます。
新しいダイヤフラムを取付けます。(向きに注意)
押えナットと浮き玉を取付け直します。
止水栓を開ける時は、タンクの手洗い管から水が噴き出ますので、必ず指で押さえて止水栓を開けましょう。
作業難易度(5段階)
作業難易度は、 「2」 です。
必要な工具も少なく、あまり失敗する要素が少ない為、比較的簡単に作業できます。
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