TOTO TL380A1RB【カートリッジ交換・シャワーホース交換】 洗面シングルレバー式シャワー水栓 の水漏れ修理方法
TOTO TL380A1RB【カートリッジ交換・シャワーホース交換】 洗面シングルレバー式シャワー水栓 の水漏れ修理方法
TOTO 洗面シングルレバー式シャワー水栓 TL3810A1RB(2007-2013年)
類似品番も対象:TL380A、TL380A1B、TL380A1RB、TL380AM、TL380AMR、TL380AR、TL380AS
<比較表 TL380A1R Bとの相違点>
品番 | 生産期間 | フィルター継手部の有無 ※1 | シャワーヘッド形状 |
---|---|---|---|
TL380A | 2004-2005年 | 有り | 同じ |
TL380A1 B | 2006-2008年 | 有り | 同じ |
TL380A1R B | 2007-2013年 | 無し | – |
TL380AM | 2004-2010年 | 有り | 形状違い |
TL380AMR | 2007-2021年 | 有り | 形状違い |
TL380AR | 2005-2010年 | 有り | 同じ |
TL380AS | 2005-2010年 | 無し | 同じ |
※1 シャワーホースと本体との接続部にフィルター継手が使用されているか。
<注意>TL380Bは、バルブカートリッジ品番が異なります。
外観はよく似ていますが、内部に使用されているバルブカートリッジの品番が異なるので注意しましょう。
症状① レバーを下げても、水がしっかりと止まらない。
シングルレバーのハンドルを下げても、水が完全に止まらず、水がポタポタと漏れてしまいます。
症状の軽いうちは数秒に1滴、水が落ちる程度ですが、使いづ付けているうちに水が落ちるペースが早くなってきます。
レバーの左右の位置によっても止まる場所と止まらない場所があります。
原因: 水栓内部のカートリッジの消耗
レバーを下げても水が止まらなくなる原因は、本体内部にあるバルブカートリッジの消耗です。
このようなシングルレバー式水栓は、単純なパッキンなどで止水をする構造ではなく、バルブカートリッジと呼ばれる部品によって開閉が行われています。
バルブカートリッジは消耗品です。摩耗や破損によって寿命の時期がきますので、修理をする為には交換が必要です。
使用頻度によっても大きく異なりますが、一般的には7~15年程で交換時期となります。
修理部品:TOTO THYF7R
TOTO シングルバルブ部(カートリッジ) THYF7R
症状② シャワーホースから水が漏れる。
水を出していると、洗面台下のシャワーホース部分からボタボタと水が漏れてしまいます。
水受け容器が付いている物もありますが、水漏れの量が多い為、すぐにあふれ出て洗面台の収納内・床が水浸しになってしまう状況です。
原因:シャワーホースの劣化
シャワーホースから水漏れが起こる原因は、ステンレス蛇腹ホース内に通るゴムホースが経年劣化によって亀裂が入る為です。
水やお湯が通る事による伸縮や、経年劣化による硬化。そこにシャワーホースを出し入れする度に湾曲し、負荷がかかる為、ゴムホースが裂けてしまいます。
使用頻度などにもよりますが、平均的に7年~15年くらいがシャワーホースの寿命です。
修理をする為には、シャワーホースの交換が必要です。
取替用部品 TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R、ホース継手 TH5G0283
TOTO フレキシブルホース部 TH501-3R
TOTO ホース継手 TH5G0283 ※同時に交換をお勧めします。
シャワーホースの交換方法
シャワーホースの交換方法はリンク先をご参照ください。
フィルター継手が元々ない場合は、フィルター継手は不要です。
TOTO カートリッジ THYF7R の交換方法
必要工具
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ (開口幅38mm以上) または、モーターレンチ
・コーナーレンチ 350
カートリッジ交換手順
ワンタッチ式になります。レバーハンドルを真上に強く引っ張る事で取り外しが可能です。
本体のカバーを手で回し(反時計回し)、取り外します。
固着して回り難い事があります。
まずは、本体が供回りしないように固定をします。
工具をかける箇所がないので、本体のネジ山部分(Φ46mm程)にコーナーレンチ(350)をかけましょう。
本体をしっかり固定した状態で、固定ナットを別の工具(開口幅38mm以上)で半径回りに回し、取り外します。
水垢で固着し、回り難い事が多々あります。
工具を滑らせたり、ナットが急に緩んだ拍子に、腕や工具を周辺にぶつけないように注意しましょう。
古いカートリッジを引き抜きます。
本体側にパッキンが残る事があるので、確実に取り除きましょう。
新しいカートリッジ(THYF7R)を差し込みます。
カートリッジの凸部分と、本体側の凹部分を合わせて奥まで差し込みましょう。
取り外し時と逆の手順で、固定ナット・カバーを取付けます。
カートリッジの先端に、付属品のアダプター・ねじを取付けます。
レバーハンドルの向きを合わせて、真上からパチンと差し込みます。
止水栓を開けて、水漏れが無いか、正常に動作するかを確認します。
TOTO TL380A1R B の取替え用水栓 ※メーカー推奨の後継品は無し
他社製の取替え用水栓(候補)
KVK シングル洗髪シャワー(18°傾斜取付タイプ) KM8029TN
シングルレバー側の取付穴径がΦ45㎜の為、穴径変換アダプターが必要です。
KVK カウンター穴径変換アダプター PZ36-45-48
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