アサヒ衛陶(ASAHI) T385 手洗付ロータンク <水が止まらない> 修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)※便器 C385・C385P・C585

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アサヒ衛陶(ASAHI) T385 手洗付ロータンク <水が止まらない> 修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)※便器 C385・C385P・C585

アサヒ衛陶(ASAHI) 手洗付ロータンク T385( ~2003年廃盤)

         便器 C385・C385P・C585

アサヒ衛陶(ASAHI) T385 手洗付ロータンク <水が止まらない> 修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)※便器 C385・C385P・C585
アサヒ衛陶(ASAHI) T385 手洗付ロータンク <水が止まらない> 修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)※便器 C385・C385P・C585
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症状:タンク内の水が止まらない。便器内に水がチョロチョロ流れ続ける。

トイレを流した後、タンク内に水が溜まっても、いつまでも水が流れ続けてしまう状況です。

タンク内で流れ続けた水は、タンク内にある溢れ防止のオーバーフロー管を通り、便器の中へ流れてきます。

原因:タンク内部品の消耗(ボールタップ・フロートバルブ)

水が止まらなくなる原因は、タンク内部品の消耗・劣化による止水不良が原因です。

アサヒ衛陶(ASAHI) T385 手洗付ロータンク <水が止まらない> 修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)※便器 C385・C385P・C585

通常、タンク式のトイレは、便器洗浄後に給水が始まり、タンク内に規定水量まで貯まると給水が自動で止まるというのが正常な状態になります。

これに関係する部品は、大きく2点です。

「ボールタップ」

タンクのフタを開けて、すぐ目に入るものがボールタップです。

浮き玉が付いており、タンク内の水位の変化により浮力で位置が上下し、連動して開栓・閉栓をするしくみとなります。

タンクに水が溜まる(水位が高くなる)→ 浮き玉の位置が上がる → 水が止まる

タンクの水が抜ける(水位が下がる)→ 浮き玉の位置が下がる → 水が出る

フロート弁(排水弁)

タンクの底面の中央に付いているものが、フロート弁(排水弁)です。

フロート弁は、タンクに溜まった水が流れない様に留める役割と、便器内に水を排水する弁の役割をします。

また、ボールタップの故障によりタンク内への給水が止まらなくなった場合、タンクから水が溢れない様に、便器内へ水を逃がすオーバーフロー管の役割もかねています。

弁の開閉は、レバーハンドルと連動しています。

通常の修理で交換するのは、フロート弁全てではなく、劣化がし易いフロートバルブ(黒いゴム玉と鎖)部分を換える事がほとんどです。

こちらの修理をするためには、ボールタップ・フロートバルブの交換が必要です。

ボールタップ・フロートバルブは、セット交換が基本

理由は、先に述べた通り、どちらも正常に作動しなくては、「水が止まらない」状態が発生してしまう為です。

ボールタップの動作は、タンクの水位の変化によって機能する為、タンク内に水を留めておく役割を果たすフロート弁(フロートバルブ)が消耗していても、ボールタップは正常に作動しません。

フロートの消耗により、

①タンク内の水が抜けて減っていく

  ⇩

②ボールタップが給水を始める

  ⇩

➂水が溜まり給水がストップする

  ⇩

①へ戻る

このサイクルを繰り返してしまう為、同じ様に「ボールタップの水が止まらない」状態になります。

取替用部品:フィルバルブ(ボールタップ)+手洗吐水管、ダグラス弁用フラッパー(フロートバルブ)

この2点は一緒に交換が必要です。

アサヒ衛陶 フィルバルブ CF788SP + 手洗吐水管 CF220PTSR■

■には、色品番が入ります。(LW=ホワイト、LI=アイボリー、LP=ピンク)

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アサヒ衛陶 ダグラス弁用フラッパー CF112GM

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その他修理部品はこちら

フィルバルブ・手洗吐水管、フラッパーゴム 交換方法

必要工具

・マイナスドライバー

・プラスドライバー

・モンキーレンチ

・ウォーターポンププライヤー

取替え手順

STEP
水を止める。

止水栓マイナスドライバーで閉め、タンクの水を止めます。

STEP
給水管の取り外し。

止水栓からロータンクに繋がる給水管工具を使用し取り外します。

STEP
フィルバルブ(ボールタップ)の取り外し。

ロータンク外側の固定ナットを取外し、タンクの内側からフィルバルブ(ボールタップ)を抜き取ります。

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STEP
フラッパーゴムの交換。

古いフラッパーゴム(フロートバルブ)を取外し、同形状の新しいフラッパーゴムと入れ替えます。

洗浄レバーにつなげるは、張り過ぎず、若干のたるみを持たせるくらいにします。

STEP
フィルバルブ(ボールタップ)を組み立てる。

新しいフィルバルブ補給水管(黒いゴムホース)を接続します。

接続口には、オレンジ色のキャップが付いているので抜き取ります。

続いて、補給水管の接続口と反対側に、手洗接続管(透明ジャバラホース)を接続します。

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STEP
フィルバルブ(ボールタップ)をロータンクに固定・給水管の接続。

フィルバルブ給水管接続口付属のパッキンを通し、ロータンク固定ナットで固定します。

フィルバルブ(ボールタップ)給水管を接続します。

接続部には、付属のストレーナー付パッキンを使用。

STEP
補給水管の接続。止水栓を開けて、水位調整。

補給水管先端のクリップ部分を、オーバーフロー管に取り付けます。(ホースから出る水が、入る様に)

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止水栓を開けて、タンク内へ給水を行います。

この時に、手洗接続管(ジャバラホース)の先端から勢いよく水が出ますので、手で持ち、タンク内へ向けておくようにしてください。

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水が溜まって止まる水位を確認し、調整します。

水位調整の方法

調整ネジドライバーで回す事で調整が出来ます。

水位を上げる場合 - 時計まわし

水位を下げる場合 - 反時計まわし

STEP
手洗吐水管の取替え。手洗接続管を接続する。

手洗吐水管を新しいものと交換します。

古い手洗吐水管では、形状が異なる為、接続が出来ません。

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完成

水漏れは、給水管の接続部分で起ります。しっかりと確認しましょう。

使用部品

この2点は一緒に交換が必要です。

アサヒ衛陶 フィルバルブ CF788SP + 手洗吐水管  CF220PTSR■

           ■には、色品番が入ります。(LW=ホワイト、LI=アイボリー、LP=ピンク)

アサヒ衛陶 ダグラス弁用フラッパー CF112GM

その他、修理部品 (レバーハンドル、密結パッキン)

洗浄レバーの取替え品

アサヒ衛陶 レバーハンドル CF185HALI 

ロータンクの下の接続部から水漏れの場合

アサヒ衛陶 密結パッキン CF151PSW

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