パナソニック(松下電工)洗面洗髪シャワー水栓 CQ913B シャワーホース水漏れ → 水栓本体交換方法 (修理部品の記載も有り)
パナソニック(松下電工) 洗面洗髪シャワー水栓 CW913B
※洗面化粧台品番 CQW711A

症状:シャワーホースから水漏れ
・水を出すと、シャワーホース部分から水漏れ。
・洗面台の収納内の水受け容器に水が溜まっている。


原因:シャワーホース部の劣化
こちらは、水の通り道であるシャワーホース部の劣化が原因です。
ステンレス蛇腹ホースの内部に、ゴムホースが通っている為、経年劣化により亀裂が入り、水漏れが発生します。
キッチン・洗面台のシャワーホースからの水漏れ 原因と修理方法。応急処置は?
部品交換による修理も可能でしたが、本体の使用年数が15年以上経っている為、今回は水栓本体の交換を行います。
補足:修理部品 シャワーホース・ジョイント
パナソニック シャワーホース部 廃盤 CQ853B03K1
後継品 CQ853B03K2
ワンタッチジョイント CQ773B13
取替え手順は、別の記事をご参照ください。

使用部材(取替え用水栓) KVK 洗面洗髪シャワー水栓 KM8007
今回、他メーカーの水栓を取替え用水栓として使用しました。
KVK 洗面洗髪シャワー水栓 KM8007

ご自身での取替えが不安な方は、工事費込セット(商品+基本工事)をお勧めいたします。
作業手順
必要工具
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・モンキーレンチ 2本
・台付き水栓レンチ ナット対辺13㎜用
・台付き水栓レンチ ナット対辺38㎜用
・台付き水栓レンチ ナット対辺47㎜用
古い水栓(CQ913B)の取り外し
ナットが上下で2箇所ありますので、画像の①、②の順に取り外していきます。


湯・水ともに取り外しましょう。
水栓本体の真下に、接続部があります。 オレンジ色の部分を下にずらしながら引く抜くことで取り外しが可能です。


水栓本体の下部に、本体固定用のナットがあります。
狭い場所なので、普通の工具では作業が出来ません。
専用工具を使用し、固定ナットを取り外す事で、本体を洗面器から取り外す事ができます。
ナット 対辺 13㎜


カクダイ しめつけ工具 603-501 ※対辺 13㎜用
ナット 対辺 38mm


カクダイ しめつけ工具 603-500 ※対辺38・47㎜用
こちらの工具は、新しい水栓の締付時にも使用できます。(47㎜側)



ここから新しい水栓の取付(KVK KM8007)
工具を使用し、適度に締め込みます。


取外しの時とは逆の手順で固定していきます。
KVK KM8007 の固定ナットは、左右とも対辺47㎜サイズになります。
パッキン・ワッシャー類の取付順・位置に注意してください。シャワーユニット側



レバーハンドル側



シャワーホースは、カプラー式ですので「カチッ」と音がするまで差し込みます。


給水・給湯ホースの接続
逆止弁ソケットに差し込み後、抜け防止のクイックファスナーと保護キャップをしっかりと取付けてください。
基本的には、左側が給湯、右側が給水 の並びが一般的です。


通水後は、止水栓・給水ホースまわり、シャワーホースの接続部などの水漏れが無いかを確認します。



作業難易度(5段階)
作業難易度は、「3.5~4」 です。
しめつけ工具の使用は必須です。固定ナットの締め込み不足は、後々、水栓本体のグラつき・水漏れに繋がります。
狭い箇所になりますので、作業のし難さがあります。
今回だけの使用には必要有りませんが、プロ用のしめつけ工具セットもあります。
これで、各メーカーさまざまなサイズのナットに対応できます。
カクダイ 立形金具しめつけ工具セット(ケース入) 603-400
ご自身での取替えが不安な方は・・・
工事費込セット(商品+基本工事)をお勧めいたします。
コメント