INAX SF-36T-MB 洗面サーモ付洗髪シャワー水栓 水漏れ・温度調節不良 水栓本体交換方法
INAX 洗面 サーモスタット付洗髪シャワー水栓 SF-36T-MB(1994年~ )


症状:開閉ハンドルを締めても水が止まらない。温度調節が効かない
・開閉ハンドルをきつく締めても水が止まらない。
・温度調節ハンドルを回しても、温度調節が出来ない。(お湯がでない・水が出ない)
※給湯器などの不具合が原因の場合をのぞく。
お風呂の水栓(蛇口)からお湯が出ない、ぬるい 原因特定の仕方と改善策
原因:温調制御部の消耗 (修理部品は廃盤)
上記の症状の原因は、本体内部の温調制御部と呼ばれる部品の消耗です。
しかし、取替用の温調制御部はすでに廃盤となっている為、修理は不可能となります。
INAX SF-36T-MB の主要な修理部品は廃盤
30年近く前の水栓になる為、修理部品のほとんどが廃盤になっております。
水漏れや、部品の破損などに対応できる部品は残っていないため、故障時には水栓本体の交換が必要となります。
取替用水栓(他社品) TOTO TLS05301J
TOTO 洗面シングルレバー式洗髪シャワー水栓 TLS05301J

取外し時・取付け時 必要専用工具 LIXIL KG-9
LIXIL 締付用L型レンチ KG-9 (ナット対辺38㎜用)
ご自身での取替えが不安な方は、工事費込みセット(商品+基本工事)をお勧めします。
TOTO TLS05301J 工事費込みセット(商品+基本工事)
既存の水栓(INAX SF-36T-MB) の取り外し方法
①水・湯を止める
止水栓を閉め、水・湯が止まった事をしっかりと確認しましょう。
※こちらの現場は、止水栓の位置が特殊で、フレキ管で延長して繋がれています。

②接続ソケットの取り外し
止水栓に繋がる、接続ソケットを取り外します。
ナットが上下にあります。上→下の順に緩めて取り外しましょう。


水栓本体の給水管に残っているナットは取り外します。

➂シャワーホース接続部・ストッパーの取り外し
水栓本体下にシャワーホースの接続部があります。
クリップリングを抜くと、接続部が下に取り外せます。


シャワーホースの途中にあるストッパーも取り外しておきます。

④水栓本体を天板から取り外す
水栓本体の天板を挟んで裏側に、固定ナットがあります。
こちらは専用工具を使用して緩めます。(ナット対辺38㎜)




固定ナットを取り外せば、水栓本体・シャワースタンドを天板上から抜き取る事が出来ます。


ここから新しい水栓(TOTO TLS05301J)の取付方法

⑤止水栓に接続ソケットを取付ける
付属品の接続ソケットを止水栓に取付けます。

⑥天板に水栓本体を固定する
一度、水栓から固定ナット・ワッシャー・パッキンを取り外します。

水栓本体下のシールを剥がし、天板に差し込みます。
シャワースタンド側 取付向きはありません
レバーハンドル側 取付向きが有りますので、前が正面を向くようにしましょう。




下側から、パッキン・ワッシャー・固定ナットを通し、締付工具(ナット対辺37㎜)でナットを締め込みます。※1mmの差なので、38mm用の締付工具でも締付は出来ます。



⑦シャワーホース・給水ホースの接続
付属のパッキンを準備し、シャワーホースと給水ホースの接続を行います。

シャワーホースの先端は、レバーハンドル側の水栓本体の下に接続します。工具を使用し、確実に締めこみましょう。



給水ホースは、先に取り付けた接続ソケットに接続します。こちらも工具でしっかりと締め込みます。
湯側・水側を間違えないように繋いでください。


⑧止水栓を開けて、水漏れ・動作確認
動作に問題が無いか、水漏れが無いか確認しましょう。

取替え完了


ご自身での取替えが不安な方は、工事費込みセット(商品+基本工事)をお勧めします。
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