KVK KF358GCL 洗面洗髪シャワー水栓(クリナップ洗面台仕様) 水が止まらない場合の修理方法(カートリッジ交換手順)
KVK 洗面洗髪シャワー水栓 KF358GCL(クリナップ洗面台仕様)



症状:レバーを下げても水が止まらない。ハンドルの下から水漏れ。

レバーハンドルを止水方向(下)へ操作しても、水がしっかりと止まらない状態です。
レバーハンドルの動きが固く、ハンドルの下からも水漏れがしています。
原因:パッキンではなく、バルブカートリッジの消耗
この様な、シングルレバー式の水栓の水漏れの原因は、単純なパッキンなどではなく、水栓内部の「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品の消耗です。
レバーハンドルの動きが重く(固く)なるのもひとつの特徴です。
<故障の前兆>シングルレバー水栓の動きが固い・重い、水がポタポタ止まらない その原因と改善方法
この状態で無理に使い続けると、レバーハンドルにも負担がかかり、レバーハンドルが折れてしまう事も多々あります。
取替用部品:KVK カートリッジ PZKM110A、カートリッジ取り外し工具 PG26
KVK カートリッジ PZKM110A

カートリッジ交換時に必要な工具 カートリッジ取外し工具 PG26
KVK カートリッジ取り外し工具 PG26
その他、修理部品 レバーハンドル、シャワーホース、カプラー
レバーハンドルが破損してしまった場合
KVK レバーハンドルセット ZK1S358GNO
シャワーホースからの水漏れの場合
KVK シャワーホース Z411714
KVK カプラー Z351N2
カートリッジの交換手順
<必要工具>
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・モーターレンチ
・取り外し工具 (KVK PG26)
・千枚通し など
①水を止める
洗面台収納内の止水栓にて、湯・水を止水します。
水が止まった事をしっかりと確認しましょう。

②レバーハンドルの取り外し
化粧キャップを後ろの切り欠き部分から取り外します。

内部に固定ネジがあるので、プラスドライバーで取り外します。


➂カートリッジ締付ナットの取り外し
水栓本体の後ろ側に、取り外し工具(PG26)をかける穴が開いています。


取外し工具(PG26)で本体が回らないように固定し、開口の大きな工具(モーターレンチなど)で締付ナットを取り外します。
水栓本体を固定せずにナットを回すと、水栓本体ごと回ってしまい、本体下の給水管が捻じれたり、水漏れしたりする可能性が有ります。

回し始めがとても固いです。かなり力をかけますので、工具が滑ったり、緩んだはずみで周辺のものに工具や手をぶつけないように充分注意して下さい。


④カートリッジの取り外し
上部のOリングパッキンを取り外します。

Oリングパッキンを外せば、カーリッジは真上に抜き取ることができます。
水栓内部に小さなOリングパッキンが残る事が有りますので、しっかりと取り除きましょう。



また、古いカートリッジの先端にある金具は、再利用しますので、取り外しておきます。

⑤新しいカートリッジの取付。その他部品の復旧
新しいカートリッジ(PZKM110A)を水栓本体に差し込みます。向きに注意して下さい。


締付ナットの取付。先端金具の取付。


レバーハンドルの固定ネジは、カートリッジに付属している新しいネジを使用して下さい。

⑥止水栓を開け、動作確認
止水栓を開けて、正常に作動するか確認をしましょう。
修理完了

水栓本体を交換する場合 (取替用水栓)
KVK 洗面洗髪シャワー水栓 KM8007
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