TOTO 台付シングルレバー水栓 TKG31UPX 水漏れ修理 水栓本体交換方法(修理部品も記載有り)
TOTO 台付シングルレバー水栓 TKG31UPX(1997-2005年)

症状:レバーが折れた。水が止まらない。
・レバーハンドルが折れてしまった。
・レバーを下げても水がしっかり止まらない。
・レバーの動きが重い。

原因:バルブカートリッジの劣化
「レバーハンドルが折れてしまった」という事で、修理依頼を戴きましたが、元の原因を辿れば、
レバーの動きが重く、水がしっかりと止まらない為、グイグイと押し下げていたらレバーが折れてしまったという流れです。
これは、水栓内部のバルブカートリッジの劣化によるもので、無理して使い続けてしまった結果、レバーハンドルまで破損しておりました。
<故障の前兆>シングルレバー水栓の動きが固い・重い、水がポタポタ止まらない その原因と改善方法
この水栓の修理部品は(2021年6月現在)まだ生産されていますが、使用年数が20年近くという事もあり、水栓本体の交換をする事となりました。
取替え用水栓(後継品) TOTO TKS05301J
TOTO 台付シングルレバー水栓 TKS05301J

作業手順
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ 2本
・ウォーターポンププライヤー ※使わない場合有り
・4mm 六角棒レンチ (TOTO水栓への取替えの場合は、付属しています。)
既存の水栓(TKG31UPX)の取り外し方
①止水栓で水を止める。
水栓の下部に止水栓があると思いますので、湯・水共に止水をします。

②水栓本体の止めネジを外す。
画像では、水栓本体前面に止めネジの頭が見えますが、通常はネジを隠す為に、水栓下部のカバーが回転し隠されています。
※水アカで固着し、回らない事があります。
回らない場合は、ウォーターポンププライヤーなどで回しましょう。

六角棒レンチ(4㎜)を使用し、ネジを緩めとります。
※六角棒レンチ(4㎜)は、取替用水栓 (TOTO TKS05301J)に付属しています。

➂給水・給湯管からの取り外し。
水栓の給水ホースを、ワンタッチソケットから取り外します。
画像の様に、青いロックを解除しながら、ソケットの頭を下に下げる事で、ホースが抜き取れます。



ワンタッチソケットも止水栓から取り外します。
ねじ込み式になっているので、工具(モンキーレンチ等)が必要です。


④水栓本体の取り外し。
キッチンの天板から、水栓本体を真上に引き抜きます。


続いて、天板に残っている土台のアタプターも取り外します。
先程と同じ六角レンチ(4mm)でネジ2箇所を緩め、天板裏のツメ部分が回転するようになるので、角度を変え、引き抜きます。



ここから新しい水栓の取付
⑤新しい水栓のアダプターを取り付ける。

⑥水栓本体の据え付け、固定


⑦逆止弁付ソケットの取付。給水ホースの接続
新しい水栓は、ワンタッチ式ではありません。


⑧止水栓を開け、作業完了。


水漏れが無いかしっかりと確認をしましょう。
水漏れする可能性のある箇所は、給水・給湯の接続部分です。

作業難易度 (5段階)
作業難易度は 「3.5」 です。
台付水栓の交換は、新しい物の取付よりも、古い水栓の取り外しに苦労する事が多いです。
水アカ等が原因の固着により、手順通りに外れないといったトラブルが発生する事が多々あります。
ご自身での取替えが不安な方は、工事費込セット(商品+基本工事)をお勧めします。
補足:修理する場合の部品
こちらの水栓を、部品交換にて修理する場合は、下記のものが必要になります。
TOTO レバーハンドル部 THYA33
カートリッジ THY582N
水栓は違いますが、交換要領はほぼ同じなので、別記事をご参照ください。

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