TOTO 手洗付隅付ロータンク S670S 水漏れ修理方法(ボールタップ・フロートバルブ交換)
既存のロータンク
TOTO 手洗付隅付ロータンク S670S (1972-2007年)

症状:タンク内の水が止まらない。
・タンクの中の水が止まらない。
・タンクの中で、水が出ている音がする。
・便器内に水がずっと流れている。


タンクに溜まる水の水位が通常の位置では止まらず、給水され続けてしまっています。
原因 : ボールタップ・フロートバルブの消耗
原因となる箇所は、主に2箇所です。
タンク内、上部にあるのが「ボールタップ」と呼ばれる部品で、浮きの浮力を利用してタンク内への給水を開始・閉止する構造になっています。
このボールタップが消耗してくると、タンクに水が溜まって、浮きが浮上しても水が止まらない状態になります。
もう一つが「フロートバルブ」と呼ばれる、タンクの底面にあるゴム玉形状の部品で、タンクに溜まった水を、便器側に流す・止める役割です。
どちらか片方が悪いだけでも、正常に水が止まらなくなりますので、この2点はセットで交換するのが基本となります。
修理用部品
TOTO ボールタップ THYS2A
フロートバルブ THY416R

補足:交換用レバーハンドル
TOTO レバーハンドル THY425-1R

必要工具
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・モンキーレンチ
・ウォーターポンププライヤー
交換手順
①トイレの止水栓を閉める。
マイナスドライバーで止水栓を閉め、トイレを流してみて水が止まった事を確認します。




②ボールタップの取り外し
給水管との接続ナットと、ボールタップをタンクに固定しているナットの2箇所緩め取り、タンクからボールタップを取り外します。


③フロートバルブの取り外し。
レバーハンドルに繋がる鎖を取り外し、ゴム玉をタンクから取り外します。


④新しいフロートバルブ(THY416R)の取り付け。
鎖をレバーハンドルにつなぐ長さに注意しましょう。張り過ぎず、多少ゆとりを持たせてつなぎます。

⑤新しいボールタップ(THYS2A)の取り付け。
取り外しの時と逆の手順で取り付けます。


手洗い管を接続します。





⑥止水栓を開け、水位調整。 作業完了。

作業後のチェックポイント
・給水の接続部分に水漏れが無いか。
・正常な水位で水が止まるか。(調整可能)
・大・小 洗浄が適切に流れるか。
作業難易度 (5段階)
作業難易度「2」
施工説明書も合わせて読んで施工しましょう。
TOTO ボールタップ THYS2A
TOTO フロートバルブ THY416R
TOTO レバーハンドル THY425-1R
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