TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

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TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理(ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

TOTO 手洗い付ロータンク S721B (1976-2001年)

TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

類似品: TOTO S721 も同様

TOTO 手洗付ロータンク S721 (1976-2001年)

相違点

ロータンク内部の結露防止の防露材(発泡スチロール)が無い仕様です。

症状:タンクの水がずっと止まらない。便器に水が流れ続けている。

  • タンク内の水が止まらない。
  • タンクの中から水が流れる音がずっとしている。
  • 便器内の水溜まりに水がチョロチョロと流れ続けている。
TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

少量の水漏れでも、水道料金が大幅に上がることも

蛇口から水が出続けているのと同じ状態なので、放置しておけば当然、水道使用量にも影響がでます。

水道料金が1万円以上が上がってしまうという事も、珍しくありません。

水漏れは放置しても良くなる事はありません。早めの対処が必要です。

ロータンク下からの水漏れの場合は、こちらをご参照ください。

原因:ボールタップ・フロートバルブの消耗

タンク内部品のボールタップの劣化により、水がしっかり止まらなくなっています。

通常、タンク式のトイレは、便器洗浄後に給水が始まり、タンク内に規定水量まで貯まると給水が自動で止まるというのが正常な状態になります。

これに関係する部品は、大きく2点です。

「ボールタップ」

タンクのフタを開けて、すぐ目に入るものがボールタップです。

浮き玉が付いており、タンク内の水位の変化により浮力で位置が上下し、連動して開栓・閉栓をするしくみとなります。

タンクに水が溜まる(水位が高くなる)→ 浮き玉の位置が上がる → 水が止まる

タンクの水が抜ける(水位が下がる)→ 浮き玉の位置が下がる → 水が出る

フロート弁(排水弁)

タンクの底面の中央に付いているものが、フロート弁(排水弁)です。

フロート弁は、タンクに溜まった水が流れない様に留める役割と、便器内に水を排水する弁の役割をします。

また、ボールタップの故障によりタンク内への給水が止まらなくなった場合、タンクから水が溢れない様に、便器内へ水を逃がすオーバーフロー管の役割もかねています。

弁の開閉は、レバーハンドルと連動しています。

基本は、ボールタップとフロートバルブ部は両方とも交換

ロータンクの主要部品であるボールタップフロートバルブ部は、同時交換が基本です。

理由は、先に述べた通り、どちらも正常に作動しなくては、「水が止まらない」状態が発生してしまう為です。

通常の修理で交換するのは、フロート弁全てではなく、劣化がし易いフロートバルブ(黒いゴム玉と鎖)部分を換える事がほとんどです。

ボールタップの動作は、タンクの水位の変化によって機能する為、タンク内に水を留めておく役割を果たすフロート弁(フロートバルブ)が消耗していても、ボールタップは正常に作動しません。

フロートの消耗により、

①タンク内の水が抜けて減っていく

  ⇩

②ボールタップが給水を始める

  ⇩

➂水が溜まり給水がストップする

  ⇩

①へ戻る

このサイクルを繰り返してしまう為、同じ様に「ボールタップの水が止まらない」状態になります。

交換部品 ボールタップ THYS4A、 フロートバルブ THY418

TOTO  ボールタップ  THYS4A

     フロートバルブ  THY418

TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

※今回は交換しませんが、レバーハンドルは下記品番になります。

TOTO レバーハンドル THY425-6R

ボールタップ・フロートバルブ交換方法

必要工具

・マイナスドライバー  ※止水栓がドライバー式の場合

・モンキーレンチ

ボールタップ・フロートバルブ交換手順

STEP
止水栓を閉め、タンクの水を抜く。

止水栓マイナスドライバーで閉めて止水し、タンク内の水を抜きます。

STEP
給水管・ボールタップの取り外し。

給水管の接続ナットボールタップ固定ナットを外し、ボールタップタンクから取り外します。

フレキ管の場合
サプライ管の場合
STEP
フロートバルブの取り外し。

レバーハンドルを残し、鎖からゴム玉部分を取り外します。

STEP
フロートバルブの取付。

新しいフロートバルブを取外しと逆手順で取付けます。 鎖の張り具合に注意しましょう。(少したるませる。)

STEP
新しいボールタップの取付。

新しいボールタップは、タンク品番に合わせて、多少の組み換えが必要になります。(施工説明書を参照)

ボールタップをナットで仮固定し、給水管のナット接続(パッキンを入れる)後に、本締めします。

<フレキ管の場合>

<サプライ管の場合>

新しいボールタップに付属しているストレーナー(白)パッキン2ヶを使用し、接続します。

TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様

補給水管(ゴムホース)オーバーフロー管への接続も必ず行ってください。

STEP
止水栓を開ける。止水水位の調整。

止水栓を開け、水を出す時は、手洗い管のホースから水が出ますので注意しましょう。(下に向けておく)

タンクの止水水位は、ボールタップのダイヤルで、調整が出来ます。

オーバーフロー管WL(ウォーターライン)に合わて、水が止まる様にする。

TOTO S721B 手洗い付ロータンク 水漏れ修理 (ボールタップ・フロートバルブ交換方法)※S721も同様
STEP
タンクのフタに手洗い管を接続、作業完了。

水漏れする可能性があるのは、給水管の接続部分です。

また、今回に作業によって、止水栓まわりでも水漏れが起こる事がありますので、しっかりと確認をしましょう。

作業難易度(5段階) 「2」

作業難易度は、「2」 です。

施工説明書もしっかりと読んで施工をするようにしましょう。

TOTO  ボールタップ  THYS4A

TOTO フロートバルブ  THY418

TOTO レバーハンドル THY415-6R

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