TOTO SH91BA 手洗い付ロータンク 水が止まらない、水の出が悪い(シューシュー音がする) 修理方法 ※手洗い無し SH90BA も対象
TOTO レスティカシリーズ 手洗い付ロータンク SH91BA(1999-2004年)
※便器 CS80B
洗浄水量 大 8ℓ、 小 6ℓ

類似品:SH380BA、SH381BA も同様
類似品:TOTO セレストRシリーズ SH380BA 手洗無しロータンク(2002-2008年)
SH381BA 手洗付ロータンク(2002-2008年)
洗浄水量の違い 大洗浄 10ℓ、小洗浄 8ℓ
症状
・水が止まらない。
・水の出が悪い。(シューシューと音がしている。)
・タンクに水が溜まらない。

原因
「水の出が悪い」場合、水道管からのサビやゴミなどで、フィルターが詰まっている場合があります。
一度、確認をしてみましょう。(止水栓は締める事)


フィルターの詰まりが無い場合
使用年数が10年以上になると、タンク内部のボールタップの劣化により、水が止まらない、出が悪い、(シューシューと音を立てて水が吹く)などの症状が発生します。
ひと昔前のトイレのボールタップというと、「水が止まらない」というのが代表的な故障の症状でしたが、この様なタイプのボールタップは、「水の出が悪くなる」という症状が発生します。

取替え部品 TOTO ボールタップ HH06005RZ
TOTO ボールタップ HH06005RZ

排水弁部も取り換える場合(タンク内の水が抜けてしまう時)
TOTO 排水弁部 HH08008Z

ボールタップ・排水弁 取替え手順
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ 2本
ボールタップ取替え手順
ロータンクに繋がる給水ホースを止水栓(又は分岐金具)から取り外します。

ボールタップの背面にあるストッパーを真上に引き抜き、取り外します。(再利用します。)

ストッパーを外す事で、ボールタップの向きを回転させる事が出来ます。時計回りに45度回転させ、真上に引き抜きます。



取付前に、ボールタップ部品の多少の組み換えが必要になる場合があります。(古いボールタップと同じ形状になる様に組み替える。)

給水ホースの先端からタンク内を通し、斜め45度を向いた状態で差し込みます。

その後、正面に向くように回転させロックし、ストッパーで固定します。


補給水管(黒いゴムホース)は、オーバーフロー管内に差し込みます。

半透明のカバーは必ず取付けましょう。

止水栓(分岐栓)に給水ホースを接続します。工具を使ってしっかりと締め込みましょう。

手洗い管から水が噴き出しますので、指で押さえて止水栓を開けます。


水がしっかり止まる事を確認しましょう。

内部タンクのカバー、陶器のフタをしめて作業完了。


排水弁も取替える場合
タンク内の溜まった水が便器に抜けてしまう場合に交換します。(10年以上使用している場合は、同時に交換する事をお勧めします。)
止水栓を閉め、水を止めた状態で、タンク内の水を抜きましょう。

ピンを抜き、レバー(羽根状)を取り外します。


排水弁をつかみ、垂直に持ち上げる事で取り外しができます。

取外しと逆の手順で取付ます。


レバー(羽根状)を取付け、鎖を接続します。


水を溜め、レバーを動かして、正常に水が流れるか確認します。
作業難易度(5段階)
作業難易度は、「2」 です。
※排水弁の交換も含むと「3」
付属の取扱説明書もしっかりと読んで施工をしてください。
TOTO ボールタップ HH06005RZ
TOTO 排水弁部 HH08008Z
コメント