TOTO SZ729B【ボールタップ・フロートバルブ交換】手洗い付ロータンク<水が止まらない>修理方法

TOTO SZ729B【ボールタップ・フロートバルブ交換】手洗い付ロータンク<水が止まらない>修理方法
TOTO 手洗い付ロータンク SZ729B(1993-2005年)
※住宅会社向け商品


組み合わせる便器によって、洗浄水量は異なります。
CZ170・CZ470系との場合は大8/小6L
CZ180・CZ182・CZ725系との場合は大10/小8L
CZ724系との場合は大13/小なし
CZ470系との場合は大9/小ホールド
症状:便器洗浄後、タンク内の水が止まらない。便器内へ水が流れ続けている。
便器洗浄後、タンクに入る水が止まらずに出続けてしまう。
ボールタップの浮き玉が上がりきっているのに、給水が止まらずに出続けています。
上昇した水位はオーバーフロー管に流れ込む為、タンクから溢れる事は有りませんが、水道の使用量には大きく影響します。

便器内へ水が流れ続けている。
便器内へ水が流れ続け、水溜まり面が波打っている状況です。

原因:タンク内部の部品の消耗・劣化
タンク内への給水が止まらなくなる原因は、内部部品のボールタップ・フロートバルブの消耗が影響しています。


修理をする為には、ボールタップ・フロートバルブの交換が必要です。
修理部品:ボールタップ・フロートバルブ ※TOTO 分解図より
TOTO ボールタップ(手洗い有用) THYS4A
TOTO フロートバルブ THY418
ボールタップ・フロートバルブ交換方法
必要工具
・マイナスドライバー ※止水栓がドライバー式の場合
・モンキーレンチ
ボールタップ・フロートバルブ交換手順
止水栓を閉め、タンクへの給水を止めます。


洗浄レバーを回し、タンク内の水を空にします。
ボールタップと給水管の接続部分を取り外します。
モンキーレンチを使い、袋ナットを緩めて取り外します。

取り外し時に、管内から残り水が出ます。タオルなどを準備しておきましょう。
給水管がフレキ管による接続になっている事もあります。

続いて、ボールタップの固定ナットを工具を使い取り外します。

補給水管を外し、タンクの内側からボールタップを抜き取ります。

フロートバルブの鎖がフックによって、洗浄レバーに繋がれています。フック部分を取り外します。
続いて、フロートバルブを排水弁から取り外します。


新しいボールタップを取り外しと逆の手順で取付けます。
固定ナットでタンクに仮固定します。(本締めは、給水管を接続した後にしましょう。)

ボールタップと給水管を接続します。
付属のパッキン・ストレーナー・パッキンの順に袋ナットに入れ、ボールタップと接続します。
古いパッキンは必ず取り除いて下さい。水漏れの原因となります。


工具でフクロナットを締めこみます。
この時に、ボールタップを手で押さえておきましょう。タンク内で回ってしまい、正常に作動しない原因となります。


ボールタップの補給水管(ゴムホース)をオーバーフロー管に差し込みます。(奥までしっかりと)

止水栓を開け、タンクに給水をします。

給水が止まる水位を確認しましょう。オーバーフロー管に付いているラインが目安となります。
タンクの止水水位は、ボールタップのダイヤルで、調整が出来ます。
オーバーフロー管のWL(ウォーターライン)に合わて、水が止まる様にする。

ボールタップの手洗い管を吐水口に接続します。

完了

作業難易度(5段階)
作業難易度は「2」です。
付属の施工説明書を合わせて読んで取付を行いましょう。
開栓後、給水管の接続部に水漏れが無い事を時間をかけて確認しましょう。
修理部品:ボールタップ・フロートバルブ ※TOTO 分解図より
TOTO ボールタップ(手洗い有用) THYS4A
TOTO フロートバルブ THY418
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