TOTO TKHG31PBR【本体取り外し方、カートリッジ交換方法】台付シングルレバー水栓(シャワー切替えタイプ)<水が止まらない。本体継ぎ目から水漏れ>修理方法

TOTO TKHG31PBR【本体取り外し方、カートリッジ交換方法】台付シングルレバー水栓(シャワー切替えタイプ)<水が止まらない。本体継ぎ目から水漏れ>修理方法
TOTO 台付きシングルレバー水栓(シャワー切替タイプ) TKHG31PBR(2008-2013年)
Hi-Gシリーズ



類似品番も対象:TKHG31PB
TOTO 台付きシングルレバー水栓(シャワー切替タイプ) TKHG31PB(2006-2008年)
相違点: 旧型品 、上面施工アダプターの軸が一本
症状① レバーを下げても水が止まらない。レバーハンドルの下からの水漏れ。
レバーハンドルを止水方向に下げても、水がポタポタと止まらない状態です。
症状の進み具合によりますが、レバーの左右の位置(湯・水)でも止まる・止まらないなどの状況もあります。
また、レバーハンドルの下から水漏れがするなどの症状
原因:水栓内部のバルブカートリッジの消耗
レバーの操作で水が止まらない。レバーの下からの水漏れが発生する原因は、本体内部の「バルブカートリッジ(シングルバルブ部)」の消耗によるものです。

修理をする為には、バルブカートリッジ(シングルバルブ部)の交換が必要です。
症状② 吐水スパウトの継ぎ目からの水漏れ
吐水スパウトの上下の継ぎ目から水漏れがする状態です。
基本的には、使用時に水漏れが起こりますが、使用後にも時間をかけて水漏れが続く事もあります。

原因:内側のパッキンの消耗、または、吐水スパウト内側の摩耗
水栓本体のパッキンの消耗が原因となりますが、使用年数が経った水栓の場合、吐水スパウトの内側の金属が摩耗している場合があり、パッキン交換だけでは直らない事もあります。
その場合、スパウト部の交換が必要です。
修理部品:シングルバルブ部(カートリッジ)、Xパッキン、スパウト部 ※TOTO 分解図より
レバーを下げても水が止まらない場合
TOTO シングルバルブ部(カートリッジ) THYF7R
スパウト部からの水漏れの場合
TOTO Xパッキン TH93A74Z2
Xパッキンの交換でも直らない場合
TOTO スパウト部 TH5C0106
TOTO 潤滑剤(シリコングリス) TH784
Xパッキン・スパウト部の交換手順はリンク先をご参照ください

水栓本体を交換する場合(後継品、他社同等品)
後継品
TOTO 台付シングルレバー水栓(吐水切替タイプ) TKS05304J
他社、同等品
KVK 台付シングルレバー水栓(切替シャワー付) KM5011JTF
水栓本体交換方法(取り外し方)
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ 2本
・六角棒レンチ(4mm)
TKHG31PB(R)の取り外し手順
ワンタッチソケットから給水(給湯)ホースを抜きます。

黄色い封印シールを剥がし、中にあるリングを指で押して広げ、下に抜き取ります。

ワンタッチソケットのスリーブ(黒い部分)を回し、凹部分と凸部分を合わせます。

凹凸を合わせた状態で、スリーブを下げ、そのままの状態で給水(給湯)ホースを上に抜き取ります。

ホース内部から残り水が出ます。タオルなどを準備しておきましょう。

ワンタッチソケットを止水栓から取り外します。
モンキーレンチを2本使い、一方で止水栓を固定し、もう片方でワンタッチソケットを回して取り外します。


本体の向かって右後方にある、ゴム製のキャップを取り外します。

キャップを外すと、内部に固定ネジが見えます。
固定ネジを六角棒レンチを回し、抜き取ります。
この固定ネジを回す為には、六角棒レンチ(4mm)が必要です。


水栓本体を天板から引き抜きます。



上面施工アダプターのボルト(2本)を六角棒レンチ(4mm)で回します。
ボルトの片側を一気に緩めず、2本を交互に少しずつ回しましょう。

2本のボルトを回しきると、上面施工アダプターの固定金具が外れます。

固定金具を傾け、取付穴から抜き取ります。


取付穴の回りのキレイに清掃します。


取付穴径 37㎜±2
新しい水栓の取付
<参考画像>




今回、取替用に使用した水栓はこちらです。
KVK 台付シングルレバー水栓(切替シャワー付) KM5011JTF
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