TOTO SH111BA トイレ手洗付ロータンク内修理 水が取らまらない ボールタップ交換手順 (SH110BAも対象)
TOTO 手洗い付ロータンク SH111BA(2004-2006年)

手洗い無し SH110BA も同様
TOTO 手洗い無ロータンク SH110BA(2004-2006年)
症状:ロータンクの中で水漏れ、水が止まらない
タンクの内部で水がずっと出ている。水が止まらない。


ボールタップのフィルターユニットが破損していました。

原因:ボールタップの劣化
フィルターユニットの自然破損は、あまり見かけない症状ですが、こちらのロータンク TOTO SH111BA(SH110BA)などは、生産時期からして、使用年数が15年を過ぎ、故障が出始める時期に入ってきていると思われます。
今後も、この型のロータンクで同様の症状を見かける事が増えるのかもしれません。
ボールタップ自体の止水機能も寿命が考えられる為、ボールタップの交換を行います。
取替用部品:ボールタップ HH06021Z
TOTO 立形ロータンク用ボールタップ HH06021Z

<補足>その他の修理部品 : 排水弁 HH07021N
タンク内の水が減っていってしまう場合
TOTO 排水弁 HH07021N
SH111BA(SH110BA)のボールタップ交換手順
<必要工具>
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ 2本
①水を止め、ロータンクの水を抜く
止水栓を閉めて、水を止めます。
水を止めた状態で、タンクの水を流し、内部を空にします。

注意点:外したロータンクのフタの置き方
外したロータンクのフタは、下面を床に付けない様に注意しましょう。
スポンジ状のパッキンがつぶれ、取付後に手洗いの水が漏れる可能性が有ります。

②ボールタップの給水ホースの取り外し
止水栓に接続されている、ボールタップの給水ホースを取り外します。


➂古いボールタップの取り外し
手洗い用分岐管部を、分岐管ホルダーから取り外します。


続いて、ボールタップ本体部のホルダー(ツメ)2箇所を外側に広げ、ボールタップを真上に引き抜きます。



④新しいボールタップの取付

手洗い無しの場合(SH110BA)は、ボールタップの組み換えが必要になります。
施工説明書をよく読み、間違えの無いように施工しましょう。


給水ホースを、穴に通します。

ボールタップがホルダー(ツメ)部分にかかるまで差し込みます。


手洗い分岐管の取付

⑤給水ホースを止水栓に接続
給水ホースを止水栓に接続します。
付属のパッキンを入れましょう。

⑥タンクに水を溜め、水位調整をする
止水栓を開けて、タンクに水を溜めます。
この時に、手洗い管から水が吹き出しますので、吐水口を指で押さえておきましょう。


水が止まる水位を確認し、調節します。



⑦カバー・フタの取付
透明のカバー、タンクのフタを取付け直します。


修理完了

TOTO 立形ロータンク用ボールタップ HH06021Z
タンク内の水が減っていってしまう場合
TOTO 排水弁 HH07021N
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